サウナ室内の会話で、その方の職業がわかることがある。町長、無職、建設会社の社長、温泉ボーリング会社の社長、水道工事、議員、酒類販売業、校務員、塗装業など様々だ。名前はわからないが、顔と職業はわかるという奇妙な関係が生まれる。かくいう私も、職場などで檀家仲間と会ってしまい、一部には正体を知られてしまっている。
どこでも、話好きという人はいるもので、その結果、人気者となり、話が弾む。今の檀家の中のスターは自称「ペンキ屋」の40代半ばの人で、もう、この人については、職業から、家族構成から、奥さんの好みまで、あらゆる情報がダダ漏れしている。たとえば、娘が二人いて、その内一人は某高校の吹奏楽部に入っていることなど、名前もはっきりしない人の情報がわかってしまい、なんだか申し訳なくさえなってくる。でも、本人いわく「ここで、人としゃべれんのが、いぐて来るのよ」とのことで、自分でしゃべってしまうのだからしょうがない。
いろんな職業の方の、専門的なことや、新聞には載らない地域のニュースが聞けるのだから、サウナ檀家はやめられない。
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最終更新日
2012.11.13 22:51:42
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