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カテゴリ:落語
「歌舞伎」は、その一門制度などから、「大相撲」の部屋制度に、よく似ている気がする。横綱級の人気花形役者のいる一門は、伝統的にゆるぎない名門として続き、トップの花形役者は、横綱のように歌舞伎界に君臨するのだ。これに対して、「落語」は、「プロレス」に近く、各団体が、分裂、合併、独立などを、繰り返し、今は、ちょっと落ち着いてはいるものの、群雄割拠を繰り返しているのだ。「大相撲」も「プロレス」もどちらも大好きなのだが、「大相撲」は生で観戦したことがないのにくらべ、「プロレス」は、いろんな団体の地方大会を何回も観ている。だから「歌舞伎」と「大相撲」には、なかなか鑑賞や観戦の機会がなく、あったとしても、高額の料金がかかる。その点、「プロレス」と「落語」は廉価で、地方でも聴ける機会も多いのだ。出発点は同じだった「落語」と「歌舞伎」だが、やっぱり地方でも気軽に楽しめる庶民の演芸である「落語」を、生粋の庶民である私は愛し続けるつもりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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