浅きを去って深きに就く

　家電量販店の最大手に発展した「ヤマダ電機」の山田会長に昭和40年代、前橋市内で始めた小さな電気店がどうして世界的な家電量販店に発展したのか。その秘訣を聞いたことがある。

 　山田会長は「姉の信心です」と一言で応え、次のように語ってくれた。

 「確かに命懸けで努力をしました。体を張って仕事をしました。しかし、血のにじむような努力を重ねる人は五万といます。私以上に努力人はたくさんいます。だけど、成功したのは私です。店をどう切り盛りするかという大変な時に味方や援助する人が出てくる。要するに発展するように守られていくんです。

 そのことを、私を折伏してくれた姉が教えてくれました。

 「命懸けの努力をすれば成功するか？ 厳しい。業界はそれほど甘い世界ではありません」と。

　私達も、諸天を動かす最高の題目、最高の祈りをしていきたい。

（MRC）