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カテゴリ:体験談
大阪市浪速区 狗井 義光(90歳)
私は昨年9月、89歳で入会しました。きっかけは平成23年(2011年)に、現在の有料老人ホームに転居し、同ホームの知人や信心の先輩から、仏法の話を聞いたことです。 大正生まれの私は、学校を卒業後、日給95銭で働き始めました。だんだん戦争が激しくなり、軍需工場で「月・月・火・水・木・金・金」-つまり土曜も日曜もなく、働きづめの毎日でした。 終戦と当時に工場は米軍の手に落ち、苦労して身につけた技術も使いものにならなくなり、そのうえ、家は戦災で全焼しました。 其れからも苦労を重ね、手に入れた新しい家は、平成7年の阪神・淡路大震災で全壊。何度も挫折しながら、78まで働きました。しかし、最愛の妻や長男が次々と亡くなり、"この世に神も仏もあるものか"と思うように。 昨年まで借家で一人暮らしをしていましたが、孫たちの勧めもあり、現在のホームに入居しました。そこで、ようやく、この仏法に巡り合えたのです。 座談会や中継行事に参加するなか、知り合いも次第に増えていきました。皆さんと話していくと、自分の宿命を見つめられるようになり、もっとこの仏法のことを知りたい、と、考えが変わってきました。 学会の会合に参加することを待つ楽しみができ、不幸続きだった私の人生に、やっと春が来た思いです。
【「声」】聖教新聞2013.12.18 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 25, 2013 08:53:45 AM
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