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September 13, 2015
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カテゴリ:体験談
度重なる入院生活を経験

中野さんは、その後、毎年夏の終わりになると決まって高熱と腹痛に襲われた。

「正直、“またか”と思いました。大学に入ってから体調は安定していたので、“なぜ今ごろになって”という気持ちでした。悔しさと痛みが入り交じるなか、胸中でひたすら唱題しました。

結局、この時の入院生活は11ヵ月に及び、決まっていた就職も辞退。高熱が続き、血の混じったタール便も止まらずに血圧が低下するなど、一時は絶対安静の状態で、本気で“死”を覚悟しました」

11ヵ月間の入院生活後、中野さんの自宅での療養期間は4年を数えた。

さらに28歳の時には「間質性肺炎」と診断されて、再び入院。この時の入院生活は1年10ヵ月に及んだ。

「いつ退院できるのか、そもそも良くなるのかもわからない状況の中で、支えになったのは池田先生の指導と同志の励まし、そして、幼いころから実践してきた唱題でした。『南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや』(御書1124頁)の御文を心に刻み、戦う心を燃やし続けました」

長い入院生活で、中野さんは自分よりも重い病気で苦しむ患者や、死の現場に何度も遭遇した。

20代のころ、「死」は中野さんのすぐ近くにあった。それでも自分が生き延びているのは、一体なぜか……。次第に考えるようになった。

唱題を続ける中である時、袱紗に染め抜かれた「使命」の二文字が目に留まった。

「こんな自分にも使命がある。自分にしかできない使命を果たすために病気と闘っているんだ……。そう気付いた瞬間に、心が晴れやかになったのですそして自分自身の経験を生かして、患者さんに同苦できる看護師になりたいと決意したんです」

(つづく)





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Last updated  September 13, 2015 05:25:46 AM
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