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カテゴリ:御書講義
「一度妙法蓮華経と唱うれば……一切衆生の心中の仏性を唯一音に喚び顕し奉る功徳・無量無辺なり」(御書557頁)と仰せです。唱題に徹すれば、無量の功徳に包まれます。たとえ今、苦境にあっても、何も恐れる必要はない。唱題こそ、幸福への大直道なのです。
大聖人は、籠の中の鳥と空の鳥が呼び合い、感応し合う譬えを通し、御本尊を信じて妙法を唱える時、その身のままで仏界の生命が現れると仰せです。唱題は、仏の生命が我が身に開き輝かせ、十界の一切衆生の心中の仏性を呼び現す荘厳な儀式です。
「よびよばれて」の呼ぶとは、御本尊への唱題です。南妙法蓮華経は自身の仏性の名です。したがって呼ばれるのは、己心の仏性です。つまり、唱題によって自らの己心の仏性を呼び現すのです。さらに、皆の仏性も呼び現わしていけるのです。
他人が自分を幸福にしてくれるのではありません。幸福は自分で築くものです。不幸を他人のせいにしても、何も生まれません。あくまでも自分の人生は、自分自身で切り開くのです。その自分自身を最大に輝き光らせていく音律が、題目なのです。
【世界を照らす太陽の仏法】大白蓮華2017年5月号
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Last updated
September 27, 2017 04:17:57 AM
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