|
カテゴリ:随筆 永遠なれ創価の大城
かつて、聖教新聞で小説『高杉晋作』を連載してくださった山岡荘八氏も、幾度となく「人間革命」と語られていた。
唯一の戦争被爆国である日本に生きる一人として、戦争の残酷さを痛感されていたのであろう。一九五〇年(昭和二十五年)から新連載が開始された名作『徳川家康』第一巻の「あとがき」には、こう綴られている。
「新しい哲学によって人間革命が成しとげられ、その革命された人間によって社会や政治や経済が、改められたときにはじめて原始科学は『平和』な次代の人類の文化財に変わってゆく————」
そして、この夢を自著『徳川家康』に託して、「人間革命の可能」を限界まで描こうとする気概を述べられていたのだ。
ゆえに今、世界百九十二カ国・地域に広がった、創価の「人間革命」の大連帯を、きっと喜んでくださるに違いない。 ◇ 仏法では「心の一法より国土世間も出来する事なり」(御書五六三頁)と説かれている。
戦争も飢餓も、地球環境の問題も、始まるところ、全て人間の「心の一法」に帰着するといっても決して過言ではない。
不可思議にして、つかみがたい心を、聡明に、また豊かに広げながら、善へ、正義へ、平和へと力強くリードする法こそ、我らの信奉する日蓮仏法に他ならない。
この大確信の誇りの炎を燃やしながら、わが心の輝きをもって、今いる家庭を、地域を、職場を、そして社会を、国土を、希望の大光で照らしていこうではないか!
【随筆 永遠なれ創価の大城「師弟凱歌の物語」】聖教新聞2017.12.1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 19, 2019 07:13:52 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|