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カテゴリ:御書講義
力をつけなさい。力を持たなければ、笑(わら)われる。侮辱(ぶじょく)される。卑怯(ひきょう)な策謀(さくぼう)に負けてしまう。
しかし、力があれば、そして、誠実があれば、忍耐があれば、希望があれば、絶対に負けない。どんなことがあっても勝っていける。
2002年9月30日:創立者・創価大学で青春の哲学を語る
本当の仏とは、民衆の中で生き抜いて、ともに嘆き、ともに苦しみ、ともに希望を目指し、ともに笑うものです。 それが“本仏”の御姿でした まして、御本仏は、「宿命論」を安易に振りかざしたりはされません。
苦しんでいる人に、したり顔で「それがあなたの宿命だ」と突き放した言い方をしても、苦しみに追い打ちをかけるだけでしょう。 宿命にあった人は、いわば、心に暴風雨が吹き荒れているようなものです。
ならば、ともに風雨に打たれましょう。ともに、ずぶ濡れになって、ともに道をさがしましょう――それしか人間にはできないのではないでしょうか。完全にはできなくとも、その努力が人間と人間に橋を架けるのではないでしょうか。
それは単なる同情でもなければ感傷でもない。根底に「祈り」という、命と命を結ぶ同苦の労作業があるからこそ、命が命を揺さぶるのです。
(『永遠の経典[御書]に学ぶ 3』 上野殿御書 講義本文より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 21, 2019 02:34:40 AM
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