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カテゴリ:祈り
妙法の祈りとは、「誓願」です。最も強靭な精神の力です。 祈りが心に満ち満ちているところ、いかなる臆病も、あきらめも、弱音も、入り込む隙などありません。 祈りとは「必ず成し遂げる!」という信念です。 「絶対に負けない!」という確信です。 自分には無理だという不信の壁を打ち破り、「断じて戦い勝つ!」という究極の勇気なのです。
諸天を動かす 私たちにとって大切になるのは、〝わが誓願を必ず成就させよ〟と、諸天善神を揺り動かす思いで、強盛に祈る姿勢です。 「必ず心の固きに仮りて神の守り則ち強し」(1220㌻等)です。 「御いのりの叶い候はざらんは弓のつよくしてつるよはく・太刀つるぎにて・つかう人の臆病なるやうにして候べし、あへて法華経の御とがにては候べからず」(1138㌻)等と仰せです。大聖人は一貫して、願いをかなえていくための二は強盛な信心こそ寛容となることを強調されています。 ◇ 究極は、諸天に〝お願い〟するものではなく、妙法の当体である自分自身の諸天を〝揺り動かす〟信心こそが根幹なのです。 「一身法界に遍し」(247㌻等)とある如く、わが一念が三千法界に広がるのです。いわば、悪鬼や魔民も含めて全宇宙が味方となる。これが、妙法の無窮なる力用なのです。
南無妙法蓮華経は根源の大法 大宇宙は、瞬時もとどまりません。常に動き続けている。その究極の法則こそ、法華経の真髄である南無妙法蓮華経です。「当に知るべし日月天の四天下をめぐり給うは仏法の力なり」(1146㌻)です。妙法は、万物を成り立たせている根源の大法なのです。 ◇ 題目を唱え、妙法に生き抜いた時に、大宇宙の絶えなる旋律と自身の生命が合致していく。祈りは、大宇宙と、わが省宇宙との交流です。妙法の祈りによって、私たちは、宇宙の最極の「力」と「智慧」と「慈悲」の生命をわが身に顕現することができるのです。 だからこそ常に大聖人が教えられているのは、弟子の側である私たちの祈りの姿勢です。願いを成就していくうえで心すべきことは、祈りが叶うまで何度でも「勇気」を奮い起して、信心を貫き通していくことです。 ◇ 戸田先生は語られました。 「信心をすれば、苦しい時期が短くなり、苦しみ自体が、だんだんと浅くなる。そして、最後にぷっつりと苦しみが立ち切れる。そのために、うんと、広宣流布のために戦って幸せになりなさい」 「泥沼が深ければ深いほど、大きな美しい花が咲く。人間もそうだよ。苦労が大きければ多いほど、幸福の大きな美しい花が咲くのだ」
一乗を説く 本来、あらゆる人に仏の生命は具わっています。しかし、仏界の真実を説いた法華経に縁しなければ、内在する仏の生命が働き始めることはありません。ゆえに、「一乗」、つまり、万人成仏の「南無妙法蓮華経」説いていくことが重要です。 「一乗を説く」とは、仏種を触発する真実を語っていくことともいえます。 民衆の真の幸福の実現こそ、大聖人の仏法の根本目的です。万人の尊厳を徹して説き明かした人間主義の仏法が、今ほど希求されている時代はありません。
【「世界を照らす太陽の仏法」から】大白蓮華2019年2月号 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 25, 2019 03:57:20 AM
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