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カテゴリ:友岡さんのセミナー
「野干」って何?/聖人御難事(その1) さて、ライオンです。 「ユダのライオン」というのは―― 「旧約聖書」の「創世記」には、ヤコブの12人の子の一人、ユダ(イエスを裏切ったユダとは違いますよ)の子孫から諸国を支配する王が出ることが預言されています。これがイスラエルを成り立たしめている12部族です。ユダは「ユダ族」の始祖です。 ユダは、ある意味、もっとも「後継」とか「リーダー」とか「族長」には、ふさわしくない凡人。 だから、この場合でも「ライオン」というのは、「力」や「大勝利」や「征服」と単純に解釈してはいけない複雑性を秘めたものであることは、容易に分かります。 でも、小さくされた、社会の片隅に置かれた人たちが、「ライオン!」と言ったら、それは、ばかにするなという「気概」「誇り」「尊厳」の象徴であるわけです。
さて、昨年、レゲエが、UNESCOの文化遺産となりましたが、レゲエといえば、「ライオン」のシンボルをしばしば使います(本来はね)。 ラスタファリ運動においては、一つの理想は、エチオピアでした。エチオピア帝国です。 このエチオピア国旗が、「ユダのライオン」だったわけです。それで、「ユダのライオン」は、ラスタファリ運動のシンボルとなったわけです。 さて、レゲエといえば、ボブ・マーリーですが、ボブの後継でもある、Lauryn Hillの、そのタイトルも ‘The Coquering Lion’を。アンプラグド・ライブです。 The Coquering Lion The Coquering Lion それから、ケイティ・ペリーの’Roar’。 I got the eye of the tiger, a fighter, dancing through the fire これだけで、日蓮大聖人が言いたかったことが分かります。 圧倒的な力を持つ権力者たちから見たら、大聖人および、その門下などは、「獅子」などではなかったでしょうね。 世間的にみたら、大聖人一門のほうが、「野干」なのです。 単なる、「勇気」とかの一言で片づけられるもんじゃない。
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Last updated
September 16, 2019 03:08:25 AM
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