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May 23, 2020
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地球規模のうねり変化の好機に

一般財団法人癒しの環境研究会理事長、笑医塾 塾長  高柳 和江

 

コロナ激動は生き方を探る時

新型コロナウイルスは、口などの粘膜から体には入る。でも、つい目をこすりそうだし、鼻の穴だってほじりたい……。だから、我慢できたらそのたびに「偉いね」と自分をほめてみよう。小さな自信がわいて、元気を取り戻せる。

21世紀のパンデミック、地球の壮大なうねりの中にいる私たち。ドラスティックに社会は変わるときこそ、ものごとを変えるチャンスだ。鍵を握るのが「扁桃体」と「遺伝子」。この2つが、変化に大きくかかわってくる。

扁桃体は、小さいけれど脳の大事な組織。不快な体験で活発になりリスク回避に動く。認知症になって脳皮質や海馬が委縮しても、扁桃体最後までそのままの大きさで残る。生きていくのに最も大切な機関だからだ。

そして、この扁桃体は心理的状況で変化する。例えば、不快な記憶や考え方が、日常に何度も思い出され、それ以外のことが考えられなくなってしまうことを「新入的想起」という。たとえ本人が必死で思い出さないようにしても、まわりの人たちが、腫れ物にさわるようにいたわったりすることで思いだし、新入想起を促す。そこで扁桃体は委縮する。がん患者がそうだ。今や2人に1人が、がん患者になる時代だ。がんを特別視せず屈託なく笑える社会をつくるチャンスだ。

反対に扁桃体が肥大化し、記憶・情動にかかわる部分の大脳辺縁系の委縮が起こることもある。自粛にとらわれすぎると感覚の遮断がおこり、感情が失われ、頭も回らなくなる。幻覚にもとらわれる。だから、風のささやきや、葉のざわめきを楽しもう。ワクワクしよう。感動しよう。

一方、遺伝子が環境で変化することを「エビジェネティクス」という。人間の遺伝子は21306個あるが、あるが、実は進化の過程で変化してきた。たとえば「SLC18A1」という遺伝子の136番目のアミノ酸、進化する中で、不安症傾向を引き起こす「スレオニン」から、楽天的な「イソロイシン」という性質に変わってきた。

 

新たな生活様式の確立へ 15回笑い、感動を

 

不安を克服するための文明は進歩

この不安遺伝子のおかげで、不安を克服するために文明が進歩した。イースター島のアモイ像を見よ、ピラミッドを見よ。今や科学も発達し、スマホで世の中を親指で動かせるようになったのだ。

激動のあと、人間は必ず適応し、新しい生き方を探る。幼少の頃は泣き虫だった坂本竜馬はドラスティックに人生を生き、やがて日本を変えた。私たちもコロナの後は、遺伝子を変えよう。

ところで今後、コロナによる生活様式の変化は起る? 教育も医療も変わり、無駄なハンコ行政も作用奈良になる。真に大切なものだけが残る時代になる。そして、笑いは、最後まで残る。心からの笑いは人間にしかできないものだから。

生きる喜びをいつも謳歌すると、免疫が高まる。こんな時にこそ、15回笑って、15回感動しよう そして人生を愛することができる。そして元気になったら、その幸せをあなたの周りのすべての人に広げよう。

周りからかえってくる笑顔で、あなたはもっと元気で幸せになれるのです。

(たかやなぎ・かずえ)

 

 

【文化】公明新聞2020.5.23






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Last updated  May 23, 2020 11:01:44 AM
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