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May 25, 2020
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新型コロナによる社会ニーズの変化

明治大学名誉教授  青山 (やすし)

 

新型コロナウイルス感染症の蔓延を避けるため、私たちは友人たちと親密に集まって飲食することを避けた。その結果、そういう機会がとても貴重だということを改めて思い知った面もある。

インターネットを使ったオンライン飲み会をやってみて、それはそれで新鮮だが、やはり、わいわいがやがや集まるのが楽しいと皆が痛感した。

これからは、飲食店のテーブルや椅子の配置を過密にせずに余裕を持たせる、エアコンが必要な季節であっても盛んに換気するなど、お店の構造自体を変化させることが求められる。暑さ寒さ対策のエアコン機能を保ちながら協力に換気する高性能の装置の需要は高まるだろう。お店のスペースも、お客を詰め込むことによって収益性を高めることを追求することはできなくなるだろう。

こうゆう配慮は飲食店に限らず、劇場・映画館・博物館からライブハウスに至るまで、従来の建築構造に比べて、ゆとりをもった構造が求められるだろう。

働く場についても同様で、近年の日本のオフィスは、従業員の快適性に対する配慮から床面積を大きく確保する傾向があったが、今度は、密を避ける観点から、さらに広い床面積が求められる可能性が大きい。テレワークが定着するかといって、オフィスの床需要が減少するとは限らない。

一方、在宅勤務が普及するとマンションの一戸当たりの床面積も大きくなるかもしれない。

テレワーク等に対応するため、通信インフラのキャパシティー向上が急がれる。在宅勤務が普及して毎日の通勤客数が減少するから地下鉄の新増設が不要というと逆であって、これからの人々は、あのぎゅうぎゅう詰めの満員電車に我慢しないだろう。輸送力向上が求められる。

今後の感染症対策として新たな、そして多様な社会的ニーズがある。社会生活の変化に伴うニーズに積極的に応えていくことが結局は経済の回復にも資すると思う。

 

 

【ニュースな視点】公明新聞2020.5.25






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Last updated  May 25, 2020 01:28:37 PM
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