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テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:アニメ
人は死んだらどうなるのか、その心はどこに行くのか、本当のことは誰も知りません。
「誰?どこ?助けてあげる!どこにいるの?」 通りゃんせが流れる横断歩道。渡るハラケン。 前方に鳥居の続く石段。中段にいる肩に届く髪の少女? 微かな「助けて」驚くハラケン。 突然右方から光。クラクション。迫る車!うわ~! がばと起きるハラケン。胸元が肌蹴ている。 「また同じ夢だ。いけない。今日は病院に行く日だった」 半開きの机の抽斗。メガネ。 プール開放。 泳がないの?と尋ねるフミエ。元気のないヤサコ。 ボールが当たるフミエ。当てた男子をプールへ突き落とす。 イサコが何をするつもりかで頭がいっぱいのヤサコ。 「私の兄は戻れなくなったんだ。魂が電脳の身体と共にあっちに行ったままだ。今も」 病院の待合室 テレビでは「メガネの世界 都市伝説」 子どもの噂では暗号という呪いが流行っており、キラバグというアイテムを集めると何でも願い事が叶うらしい。 「キラバグ…」 診察室で上着を脱ぐハラケン。メガネも外す。 聴診器を当てる医師。 玉子から徹底的に調べてくれと言われたと医師。壁には脳の断層画像。 「先日の大学病院の結果を見る限りでは全く異常が無かったよ。君のおばさんはメガネとの関連をしつこく主張しているんだけど今の医学ではメガネと頭痛や不整脈の関係は証明されてないんだ」 玉子が言った事を尋ねるハラケン。 「メガネを取り上げた方が良いでしょうか?って言ってたな。きっと本気じゃないさ。で、頭痛と心臓は何ともないんだね?」 「いえ、もう、全然」胸を抑え応えるハラケン。 「じゃあ検査結果と一致するな。メガネは目が疲れるし医者としてもほどほどにしとけと言うべきところ何だけど、僕らも一日中手放せないし、そう偉いことは言えないね。でもね、子どもはもっと本物の何かで遊んだ方が良いかもしれないね。ちゃんと手で触れる何かで」 図書館行けないこと詫びるフミエ。昨日の分は共有フォルダーに。 フミエと別れた後、ガチャギリ達に気付くヤサコ。 後を追うとそこには、広く古い空間 イサコの声に身を隠すヤサコ。 サッチーに見えないか念押しするガチャギリ。へまさえしなければとイサコ。キラバグはこの近く。 待合室。電話するハラケン 「今朝ちょっと顔色が悪かったみたいね。姉さんから聞いたわ」玉子 「夢を見ただけだよ。カンナの夢。カンナはまだ何処かに留まっていて苦しんでいる。僕に会って話したがっている」 「もうカンナのことは忘れなさい。もしまたこの前みたいなことが起こったら今度こそメガネを取りあげるわ」 「関係ない。自由研究なんだ」 「嘘つき。自由研究なんて口実なんでしょう?研ちゃん、カンナは死んだのよ」 「僕、まだ検査があるから」切るハラケン。 テレビではキラバグが異界への扉を開く通路だという都市伝説もあると解説。 「キラバグ…イサコ。ひょっとして?」何かに思い至るハラケン 図書館 キラバグという言葉が語られ始めたのメタバグより後。 メタバグは大黒市で良く見られる謎の電脳物質。 どのように生み出されるのか確認されていない。 メタバグには時折音や文章といったデータが含まれており、マニアックな価値を生み一時は高値で取引された。 だが、キラバグというもっと価値のあるメタバグの噂が広まった。 だがキラバグはオカルト的な存在。電脳空間にあってはならない奇妙な物質。 ある伝説はキラバグを集めるとミチコさんが現れて何でも願い事を叶えてくれると言い、大人も含めキラバグ目当てのマニアが大黒市に殺到した時期もあった。 だが結局作り話として収束。忘れ去られていった。 キラバグを集めるとどんなことが起こるのか? 一度だけキラバグの使い方がネットの掲示板で実しやかに語られたことがあった。 キラバグは本来ある隔離した空間に接続するプログラムでありそれを集めて起動することによりあっちとの通路を開く 「ヤサコ」肩をたたくハラケン 吃驚するヤサコ。「すみません!」周囲に謝る二人。 怖いページを読んでいたと謝るヤサコ。それはキラバグのページ。 偶然イサコらを見かけ、古い空間を見つけたとメモを渡す。 「そうだ。その天沢さんのことなんだけど…都市伝説とか、そう言うのを繋ぎ合せると、天沢さんがキラバグを集めてるのはお兄さんの意識を取り戻すために…バカみたいね。そんなこと、ほんとに有る訳ないよね」 「でも、もし本当にそんなことが有るなら… 意識だけ電脳空間に行ってしまって肉体と切り離されてしまったら、どんな感じなんだろう?意識は残ってるから痛みとか苦しみとか気持はずっと残り続けてるのかもしれない。もし苦しみとか悲しい気持ちとかそういうものが、その原因を作った人が埋め合わせて癒してあげない限り、永遠に消えないとしたら」泣きそうな声のハラケン 「ハラケン。何か隠してる?もし何か、誰にも言わずに危ないこととかしようとしてるとしたら」 「そんなことはないよ」 「私時々ハラケンが急にふっといなくなっちゃうようなそんな気がして…私たち、最後の夏休みよね。小学校で最後の。…私たち、もっと楽しいこととか面白いこととかやってていんじゃないかなって。ハラケンはこの一年ずっと辛い気持ちでいたんじゃないかって。天沢さんと同じでそれを誰にも言わずに一人で…。ごめんなさい。変なこと言ってるわね」 「ただの、ただの好奇心なんだ。イリーガルとか、古い空間とか、見てみたくて。それだけ。カンナのことなんか関係ない。ヤサコの言う通りだ。僕は考え過ぎてたんだ。僕たちは、もっと楽しいこととか、面白いことをして過ごすべきなんだ…僕はもう、カンナのことなんか気にしてないよ。心配してくれてありがとう、ヤサコ」ようやく笑顔を見せるハラケン。頬を赤らめるヤサコ。 「だから、さっさと自由研究を終わらせて、残りの夏休みを楽しく過ごそう。プールに行ったり、遊園地でもいい。皆でバカみたいに騒ごう。ダイチとかデンパも呼んで」 「ほんとに?」ハラケンの方に顔を向けるヤサコ 「うん」目を合わせないハラケン 「ハラケン。ハラケン、私。私、ハラケンのこと…」飛び立つ鳩にかき消される声。 「明日。明日その古い空間に行ってみよう。それでもし何も見つからなかったら、自由研究はそれでおしまい。適当に済ませて終わらせちゃおう。その後は楽しい場所に行こう。最後の夏休みだから」 「うん」 古い空間の中、逃げるイリーガル。追うイサコ。 「おい!ここは私が投げる段取りだっただろう」怒鳴りつけるイサコ。謝るナメッチ。 「役立たずめ!追いかけるぞ」 その様子を覗くハラケン。 「いない」探すハラケン。そこに手が、 「手前!ずっと尾けてきやがったな」胸倉を掴むガチャギリ 「頼む!イサコに会わせてくれ」必死のハラケン 「はあ?何言ってんだ?」 「親びんに何の用だ?」訝るナメッチ 「君たちには言えない」 「バカにすんな!」 「ま、まずいよ。こいつをやるとあのおばちゃんが」 「頼む話をさせてくれ」縋るハラケン 「何だこいつ?」突き放し姿を消すガチャギリ達。探すハラケン。 メガネを外すと走っていく二人が… 追いかけようとするが吐き気を催すハラケン。息を整える。 「この3ブロックを二時間封鎖しろ。ああ、責任は私が取る。イサコ、私が止めてあげる。あなたがやろうとしてることは間違いよ」 真剣な表情の玉子。三機のサッチーを連れバイクを駆る。 イリーガル捕捉に失敗、悔しがるガチャギリ。そこへきゅーちゃん。 「来た~」ナメッチ 「騒ぐな。暗号が機能してるはずだ」だが 「私を甘く見るなよ」キーボードを操作する玉子。と、隠れていた二人の姿が現れる 「思った通りだ。イサコの暗号のほとんどは解読可能だ。物理結界以外ならほとんど破れるぞ。来い!ポチ、タマ。今回は容赦しない。 総力戦で行くぞ。チビ!まさか暗号のルーツがメガバアのメタタグと同じとはな。天沢勇子。お前は一体何者なんだ?」 図書館のベンチで待つヤサコ 「ハラケン遅いな~」 電脳怪奇倶楽部BBSに新しい質問。 「もしミチコさんが何でも願い事を叶えてくれるなら、死んだ人の苦しみや痛みを癒せますか?…これって」 昨日のハラケンの言葉を思い出すヤサコ 「ハラケン」 本当に捕捉できるか怪しむナメッチ こいつは結界で電脳物質を遮断すると同時にレーダーの代わりもする暗号とガチャギリ 感心するナメッチ。 暗号を読めるようになってきたらしいガチャギリ。これで確実にキャッチする。 イサコの目的に疑問を持つナメッチ。噂ではミチコさんを呼び出そうとしているらしい。 額を押さえるイサコ。「また、頭痛だ。…誰?」 呼び出されたミチコさんが生贄を欲しがると怯えるナメッチ 暗号を盗めばもっとでかい仕事に使える。狙いはそれだけと冷めてるガチャギリ その時、 「あ、来た」 「よし。シフト2で追い込むぞ」走りはじめるイサコ 逃げ惑うイリーガル。今度は… 「当たった!」「よくやった!」塀から飛び降り、捕まえようとするナメッチだが突然の光にひるむ。その隙に逃げるイリーガル。上空にはきゅーちゃん。 きゅーちゃんを阻止するガチャギリ。 見えていることを驚くナメッチ イリーガルを追いかける 二人を阻むサッチー!元来た方に逃げる二人 イリーガルにビームを発射するきゅーちゃん。阻止するイサコ。 サッチーに追われる二人。前方からもサッチー。ニ機のサッチーに挟まれるがかわす二人。しかし三機めのサッチーが。 修復し追いかけてくる三機のサッチー。鉄壁で防ぐがビームで破壊し迫る。 舌打ちする玉子「雑魚は囮か。イサコだけを追え!」 逃げ場を失ったイリーガル。暗号で留める。 「これで臨界だ」鍵を取り出すイサコ。 「イサコはどこだ?この暗号の構造は…全機このポイントへ向かえ」玉子。 結晶化するイリーガル。 「あとちょっと!あとちょっとで通路が開く!」 上着を脱ぎ取り込む。 サッチーから逃げる二人。 「今だ!」暗号に何か書き加えた途端に発動。サッチーに迫る! 「勝った!サッチー全部捕まえたぞ!」歓声を上げるナメッチ 「三機も出したのに残念だったな」勝ち誇るガチャギリ 「くそ~。物理結界か?」玉子 「集めた」新しい鍵穴。全身に暗号が浮かぶイサコ。そして足もとの暗号へ… 「今度こそ、一年前のようなことにはならない!」 固まったサッチーを溶かすビーム照射きゅーちゃん。サッチー復活! 足元の暗号が消えている。 驚くナメッチとガチャギリ。玉子登場。 「ここまでよ!ポチ!タマ!チビ!」玉子の元に集まるサッチー。 「コロ!ミケ!」 続いて現れるニ機のサッチー。「二機!じゃねえ。五機だ!」 「周囲の暗号をつぶせ!」命じる玉子。一斉にビームで暗号を消し始めるサッチー 「何だ?」ハッとするイサコ 逃げるガチャギリとナメッチ。鉄壁で防ぐもビーム照射するサッチー 「砕け!その先にイサコがいる。通路を開いた瞬間を抑える」玉子 「まずい。このままではコントロール系の暗号が破損してしまう。あのサッチーを止めなくてはまたコントロールできない場所に開いてしまう!」 サッチーに襲われるガチャギリとナメッチ 「去年のあの時の様に…お前は!何故ここに?」驚くイサコ 「天沢勇子。君と、取引したい」ハラケン 「取引だと?」イサコ 電話するヤサコ。 「でないわ」 「僕はもう、カンナのことなんか気にしてないよ」ハラケン 「今日の空間。カンナちゃんの事故の近くだ」走り出すヤサコ 「僕はサッチーの命令プロセスにアクセスできる。おばちゃんがそうしてくれたんだ。そのアクセスコードを君に教える」ハラケン 「何だと?」 「君ならこれを使えばサッチーに勝てるはずだ」 「しかし、お前が何故?」 近づくサッチー。迷ってる時間はない 「お前の条件は何だ?」 「僕をあっちに連れて行ってくれ!」 「あ…」言葉の出ないイサコ 次回、「異界への扉」 ハラケンの伸ばした手は誰に… ヤサコは?猫目は?そして病室で電話するイサコ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月28日 18時34分12秒
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