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「丕緒の鳥」(yom yom vol.6収録) 小野不由美著(平成二十年2月27日発行 新潮社 )
小野不由美さんの十二国記新作「丕緒の鳥」よかったです! 王と麒麟の話も良いけど、仕える人々の話も良い。 まだ時間があまりとれないことと、短編で完結していることから詳細は書きませんが一番気に入ったところだけ。 何といっても陶鵲が放たれ射られる様子がとても美しかった。 小野さんの文章は鮮明に目に浮かぶ。 ガラスが溶けて消えていくって雪や氷のような感じ? 蕭蘭に見せてあげたかったですね。 新しい王・陽子は丕緒や青江の思いを確かに受け取ったと思う。 それにしても講談社ではなく新潮社で来たか!と思ってしまった。 「魔性の子」は新潮社でしたし、陽子が王として立つ話は講談社だったから、その裏面として新潮社で書いているのだろうか? 荻原規子さんの日記を読んで掲載されていることを知りました。(荻原さんは「ファンタジー小説の愉しみ」ガイドを書かれています。私もダイアナ・ウィン・ジョーンズの「九年目の魔法」好き!) 上橋菜穂子さんのインタビューあり。 映画「ライラの冒険」上映でフィリップ・プルマンのインタビューも! ライラのシリーズは翻訳が出るたびに図書館で借りて読みました。2~3年前でしょうか? ライラの悪さがすごいと思ってしまったり、強烈な両親にも驚かされたり…まあ魔女も何もかも強烈な大人たちばかりでしたが。 白熊はすごいインパクトだったけど最後の方だよなあ…落ち着いたら読み返したいなあ。 恩田陸の読み切り小説もあり。 気になる作家が並んでいるし季刊だし定期購読しても良いかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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