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テーマ:アニメあれこれ(27163)
カテゴリ:アニメ
エンヴィーに連れられ歩くエドとアル
「おい。一体何処に?」エド 「乗りな」 エレベーターで上がり降りた先は 「ここは!?」エド 「軍司令部!?どう言う事?」アル 「おい!お前ら汚いんだよ」軍人に化けたエンヴィー シャワーを使うエド 「ホムンクルスの・・・は指令部の地下深くになったなんて…」アル 「大総統だけでなく軍自体も関係してたって事か…」 シャワーを止めるエド 「だがな、悪い話ばかりでもないぞ」 真理の扉の前で出会ったアルの体 「ホント?本当に僕の体が?」 「ああ。君は僕の魂じゃないから一緒に行けないって言われたけどな」髪を拭きながら話すエド 「そうか!体はあるんだ。よし!よし!!」嬉しそうなアル 「よしっと!」アンテナを叩いて伸ばし「俺達、また一歩目的に近づいたって訳だ!…お?」 アルの肩に乗るシャオメイが顔を赤らめている 「おい!何故その白黒猫がいる?」エド 「ああ!これ?実はここに…」 「何だと!?あの豆女が!?」 アルの中にはメイ・チャンが苦しそうに… 「兄さん!声がでかい。って言うか早くパンツ履きなよ」 「何やってんだ!早くしろ!!」バンとドアが開き入ってくるエンヴィー まだ素っ裸なエド 「「いや~ん!」」 第29話 「愚者の足掻き」 エンヴィーに連れられ着替えたエドとアルが廊下を歩く 「ったく…何でそんな奴連れて来たんだよ?」そっとアルに尋ねるエド 「しょうがないじゃないか。怪我してるんだよ」 「おい!」 エンヴィーの声にビクッとするエドとアル 「後の事はラースに任せてある。入んな」 「ラース?」エド エンヴィーがドアを開けると…丸テーブルに着きお茶を飲む大総統が… (ラース…大総統キング・ブラッドレイ) 茫然と見つめるエドが同席しているロイの顔にハッとする 「大佐!?…何があった?」 「色々あったぞ。フュリー曹長は南、ファルマン准尉は北、ブレダ少尉は西へと飛ばされた。ホークアイ中尉は大総統付き補佐だそうだ」 「な!?」 その間に去っていくエンヴィー (何だそりゃ?体の良い人質じゃねえか?) 「座りたまえ」大総統 (今この部屋には俺達と大総統だけ)エド (武器は剣一本のみ)アル (それでも勝てる自信があると言うのか)ロイ その時「コホッ!」とアルの中から… 咳真似するアル「オホっ!オホンオホン…」 「大総統!」アルの咳に被せる様にエド「以前俺が入院した時、見舞いに来てくれましたね。まんまと騙されました」 「首を突っ込むな。軍内部全て敵だと思え…そう命じた筈だよ。君達は我々にとって貴重な人材だ。余計な事は知らんでいい。ただ時が来るまで大人しくしていろ。そうすれば悪い様にはせん」 「その時が来たら、俺達人柱と呼ばれるもの以外の一般人はどうなるんですか?」エド 「余計な事は知らんでいいと言った筈だ。鋼の錬金術師」 「ふん!鋼の錬金術師か…元の体に戻るために軍の犬になる道を選んだ」血塗れた銀時計を取り出すエド 「だが、国家錬金術師制度自体が恐らく人柱とやらを選ぶためのモノ。この上更にあんた達に利用されると言うなら」 大総統の前に銀時計を投げ捨てるエド 「俺は国家錬金術師を辞める!」 「犬の証、血に塗れておるわ」大総統 「あんた達の企みも、それが何であれ必ず頓挫させてやる。他の術師達に言いふらして、そして」 「何と言ったかな?あの娘…そう!ウインリィ・ロックベル」 ハッとなるエドとアル 「リゼンブール生まれ。君達の幼馴染で家族にも等しい存在。腕利きのオートメイル技師。今はラッシュバレーで働き客にも仲間にも恵まれている、素直な良い娘だ」 「あいつに手を出すな!周りの人達にもだ!!」立ちあがるエド 銀時計をカツカツ指で叩き 「で、どうするね?要らんと言うなら、切って捨てるが?」銀時計をエドの方に寄越す大総統 睨みながら銀時計をポケットに戻すエド 「よろしい」にっこり大総統 「あの、話は大体分かりました。それでその、今まで通りそちらの監視下にいる代わりに元の体に戻る旅を、僕らの旅を続けさせて下さい。お願いします」アル 「構わんよ。余計な事さえしなければね。マスタング大佐は如何するまさか軍を辞めるなどと言いださんだろうな?」 「そうですね。飼い犬になっても負け犬になるのは耐えられませんな。何より私の野望のために、軍服を脱ぐ事もこれを捨てる事も今は出来そうにありません」銀時計を示すロイ 「よろしい。皆下って良いぞ」 立ちあがるエド、アル、ロイ 「一つ聞いてよろしいでしょうか?閣下」去り際に尋ねるロイ 「何だね?大佐」 「ヒューズを殺したのはあなたですか?」 ハッとして振り返るエドとアル 「否、私では無い」 「では誰が?」 「一つという約束だ」 「失礼します」 立ち去ろうとする三人に 「まあ待ち給えアルフォンス君」 振りかえったアルの脇を剣で貫く大総統 ハッとするエドとアルだが大総統が抜いた剣には何も付いてこない 「あ、あの…何か?」アル 剣の刃をじっと見つめ鞘に納める大総統 「いや、行ってよろしい」 部屋の外に出てロイがドアを閉めると慌てだすエドとアル 「「うわ~!危なかった」」 「頭の上を剣が!?」アルの中でメイ 「そうだ!大佐。金!小銭貸してくれ」 「何だいきなり」 「良いから!」ひったくり掌で数えるエド「ちぇ!しけてやがんな」 「チンピラか!?君は」 「まあいいや!じゃな」と片手をあげ走り去るエドと後に続くアル 「あ!?おい!」 「ゴメン大佐!後で色々報告する」アル 「何だ?一体…あ!?いかん!中尉が」走り出すロイ 「中尉!」 ロイがリザを待たせていた場所に戻ると立っていたのはアームストロング少佐 「いかがなされました?大佐。顔色が悪いですぞ」 「女性との待ち合わせ場所に筋肉髭達磨が立ってて血色良くなる男がいるか」 そこに 「大佐!?」リザ 「中尉」 「ご無事でしたか…あ!すみません。ホークアイ中尉、ただいまお手洗いから戻りました」と敬礼 「アームストロング少佐のご厚意に甘え少しの間交代を…ありがとうございました、少佐」少佐にお礼を言うリザ 「なんのなんの」 「逃げなかったのか?」 「何があっても諦めるなと言ったのは何処のどなたですか?」 一瞬呆けるロイだが 「後で逃げた方がましだったなんて言うなよ、中尉」 「何を今さら」微笑むリザ 電話のベル 「はい!もしもし…エド?」ラッシュバレーにいるウインリィ 「どうしたの急に?…またオートメイル壊したの?」 「ちげえよ!お前無事か?元気にしてるか?変わった事は無いか?」 公園の公衆電話でかけるエド 中に入って聞こえる様に小さくなっているアル 「怪しい奴につけられたりしてないか?」 「エド…」受話器を持ち直すウインリィ 「何だ?」 「気色悪い…」 「「うわ~!」」よろよろっとなるエドとアル 「んだとー!?」 「だって…エドが電話してくること自体珍しいのに、おまけに人の心配だなんて…」言いながらもコードを指にくるくる絡ませるウインリィ 「やーだ、一寸、何これ?雪降るわ」 「っ手前!人がどんだけ!?」怒鳴りつける勢いのエドだが 「ありがとね」の言葉に拍子ぬける 「電話、嬉しい。ありがとう」 「ん、もう、ホントに大丈夫なんだな?…おう!…じゃあな」 受話器を置くエド ふ~と息を吐き出すエドとアル 「とりあえず無事だった」 「そういう必死さが付け込まれる隙になるんだなあ」 突然言われ驚くエドとアル 「「うわ~!」」 「リン!?」 「グリードだっつうの!」黒い衣のグリード 「何の用だ?」 白い布を渡すグリード 「お前のダチに頼まれた」 「リンに?…シンの言葉か…なんて書いてあるんだ?」 「知らん!読めん。こいつを待ってる女に渡してくれとよ」と自分を指差すグリード 「ランファ…後を尾けてきてその女を殺すとかじゃないだろうな?」 「んなセコイ真似するかよ!それに女と戦う趣味は無え」 睨むエドとアルだが 「俺はウソをつかないのを信条にしている。じゃなあ!頼んだぞ」立ち去るグリード 「おい!リン!!」 「グリードだ」 アイキャッチ(ロイ) CM お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月27日 16時28分54秒
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