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カテゴリ:本
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海 著 (2009年12月発行 ダイヤモンド社)
楽天ブックスのランキング(小説・ビジネス書部門)で上位に入っている↑これ。 これほど人気ならきっと図書館にあるかもと思えばありました! 予約したのは3月頃だったと思うのですが小さな町でも予約数が多く半月程前に貸出可能のお知らせを頂き読んでみました(2週間の貸出期限が迫り延長も不可だったため昨日返却しましたが…私の後には私が予約した時よりもさらに予約者が増えていましたよ) 既にたくさんの方がレビューされているので簡単に感想だけ。 正直な事を言えばこんなに簡単に皆が実践できるなら苦労はないだろうと思う。 親友を甲子園に連れて行きたい、彼女の代わりにマネージャーをと思う主人公や最初はグダグダでもそもそも彼女の親友をマネージャーとして慕っていた部員達はきちんとした働きかけがあれば回っていくだろうなあとは思わなくもないですが、補充されたマネージャーや他の部に関してはちょっとありえないかと…(いくらやり甲斐を与えられてもねえ…) 真摯で前向きな行動は素晴らしい事ですが… 一歩間違えると道徳の教科書か宗教か?(ドラッガー信仰というのがあるのか?)と穿ってみたり… しかしこれをマネジメント入門の教科書としてみるのならば平易な文章でスラスラと読みやすくお約束展開とはいえドラマとして盛り上がりもあって入り込みやすく、その上具体例への落としこみが上手いため理解しやすくとても良い教材だと思いました。 主人公が実は野球を嫌いだった…というのも好悪に関係なく実戦すべきだと言う様な事が前の方に書かれていたように思います(メンバーの好悪に関係なくだったかもですが拡張して成すべき対象の好悪にも関係ないのではないかと…)しそうした辺りも上手いなあと。 そして結果を求めるべきではあっても、この場合はこれまでの経過も…なのが… 恥ずかしながらこの年になるまでドラッガーの名も知らず、マネジメントも何となくしか分からず、しかし書かれている事は非常に納得がいく社会常識であり他人と何かを成し遂げるために役立つ知恵だと思いました。 機会があればマネジメントの父 ドラッカー特集を参考に入門書辺りでも読んでみようと思います。 小中学生でも読めるんじゃないかな?と思ったので↑を貼ってみました。 社長さんを目指しているお子さんはもちろんそうでないお子さんにも。 学級会、生徒会、部活動の運営に役立ちそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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