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デュラララ!!x10 成田良悟 著 ヤスダスズヒト イラスト (2011年8月10日初版発行 電撃文庫 アスキー・メディアワークス)
「最近のダラーズ、おかしいとは思いませんか?半年前、黄巾賊に起こっていた事が、今度はダラーズに起こっているかもしれない……」 東京・池袋。この町からダラーズに関わる者たちが徐々に消えていく。それは、かつての親友同士がお互いを想いながらも自らの信じる道を突き進み、加速した混乱のせいなのか。もしくは、街の中に渦巻いている、粟楠会、闇ブローカー、情報屋など大人たちの謀略のせいなのか。それとも、ダラーズの顔役として頼られる男気溢れる青年が陥った意識不明の重態のせいなのか―。 様々な思惑を抱えた事件が始まる中、首無しライダーが取る道とは―!? さぁ、みんな一緒に、デュラララ!!x10 (カバーそでより) ようやく借りて読むことが出来ました。既に返してしまったので簡単に… 理想のダラーズに執着する帝人を助けるために正臣は黄巾賊の初期メンバーを集めダラーズを潰す覚悟を決める。 門田達には事情を話し筋違いな事ではあっても筋を通す正臣。 しかし、門田が何者かに轢き逃げされ意識不明の重態に… 門田の世話になり、門田を慕うたくさんの者達が来良総合病院に駆けつける。 しかし、世話になった筈の帝人や正臣、そして何時も一緒に行動している遊馬崎やバンの運転手達までもが姿を見せない… 訝る杏里に門田はストッパーなのだと言う狩沢。 いつもなら門田が諌め止めてくれるが、その門田が倒れ動けない今、犯人を見つけたら殺しかねないと… その言葉通り犯人を捜し街をうろつく遊馬崎達は… ダラーズの武力的抑止力であった静雄のダラーズ脱退、精神的抑止力である門田の入院の穴を埋めるためにセルティを新しいシンボルにと担ぎ出す青葉。ダラーズの再構築の好機ととらえる帝人。 ダラーズを潰すため動きだす正臣、正臣がいると知りながら黄巾賊を潰せと命じる帝人… 不穏な空気が漂う街からは波江や誠二らの姿が消え… 未だ襲撃された怪我のため動けない新羅、偽の被害届の事情聴取のため警察に拘束されたままの静雄、情報屋も… ダラーズを喰い物にしようと蠢く者達が帝人に近づく一方、とある人物の登場にセルティの混乱は最頂点に!?…で、次巻。 頼りになる(一部迷惑な)年長さんが退場し、歪んでいてもある意味真直ぐな子ども達を狙って危険な大人達が参戦な感じでした。帝人編を纏めに掛っていると言うのも納得です。 臨也が言っていた通り子どもの喧嘩に大人がしゃしゃり出てくるのはどうかと思うけど子どもの喧嘩と言い切れない域の様にも…(それにしても臨也は自分がチョッカイ出している事は棚上げなのね) 帝人の危なさは池袋に来る前からあった様ですね。 ロッチーに心を折られたのが最後の一押しだったとしても、杏里と正臣と三人意地を張らずに一緒でいたならここまで酷くなる事もなかったとは思いますが…(三人のあれこれを知っている側としてはもどかしくて仕方がないのですが…) 青葉が半分は純粋に帝人を尊敬しているのは意外でしたが、帝人の思考は確かに危険。 赤鬼さんはイザと言う時に味方になってくれそうな気もしますが青鬼さんは怖そうです。 泉井も青葉の掌で転がされている不良兄貴からかなり厄介な奴になって帰って来ましたし、前回の負け犬も… 代わりにこれまでは敵?と思われたあの人が思わぬところで良い人だったり… チーム澱切?には驚きましたが、人身売買、首、罪禍などに繋がる鯨木こそがラスボス? と言う事は、帝人対正臣と杏里対鯨木が同時進行か? それとも帝人・正臣・杏里対鯨木? 夫々の思惑で新羅のマンションに集結した人達の動向が気になります。 門田が意識を取り戻すか?臨也はあの後どうなったのか?無事なのか?もね。 今回は巻き込まれた感が強いセルティと新羅にはお気の毒さまとしか言いようがないですが、どの道セルティの問題でもあると思うしね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月27日 16時22分32秒
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