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2005/09/01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
自民党が造反無所属議員を除名するというニュースがありました。
当選しても復党かなわずというきびしいものだそうです。
今までの自民党では考えられないような強気な態度です。
いいのか悪いのかは別にして、自民党変わりましたねぇ。

今日はフィラリアによる急性症のお話。

急性症のお話をする前に身体の中での血液の流れを覚えておいてください。

全身を回った古い血液は右心房に帰ってきます。
右心房から右心室に移動して、肺に送り込まれます。
古い血液は肺の中できれいな酸素を取り込んで左心房に戻ってきます。
左心房から左心室に移動します。
そして全身に流れていきます。
これが身体の中での血液の流れ、循環です。

フィラリアの感染する場所は右心室と肺の入り口です。
ここにたくさんのフィラリアが固まって生息しています。
ところが血圧の変化などで右心室にいるはずのフィラリアが右心房に移動しようとすることあります。
これがフィラリアの急性症、
ベナケイバシンドロームvenae cavae syndrome(大静脈症候群)もしくはケイバルシンドローム(後大静脈栓塞症)といわれる病気です。
右心房と右心室の間には三尖弁と呼ばれる三枚の弁があります。
この弁で右心房と右心室は区切られています。
右心房に移動しようとしたフィラリアは三尖弁に団子状に引っかかってしまいます。
この状態がvenae cavae syndromeというものです。

venae cavae syndromeになると三尖弁に虫体が詰まっているため、
右心は正常の働きができなくなります。
すなわち急性の心不全が起こることになります。
血液は右心房から右心室に流れるときに三尖弁に詰まったフィラリアの間を通り抜けないといけません。
このときに赤血球が機械的にパンクして急性貧血が起こります。
そして溶血を起こし、赤血球内のヘモグロビンが血液内に流出します。
このヘモグロビンが尿に排出されると赤いおしっこが出てくるのです。
フィラリアに感染している犬が赤い色のおしっこをした場合はvenae cavae syndromeの疑いがあるわけです。
venae cavae syndromeは急性心不全と急性貧血を起こし、早ければ1日で死にいたることもある怖い病気なのです。

フィラリアの手術はvenae cavae syndrome時に適応できます。
つり出し法という手術で頚静脈から長いカテーテルを入れて、三尖弁に詰まっているフィラリアを抜き出す手術です。
この手術で多いときには100匹以上のフィラリアを取り出すこともあります。
しかし、心不全と貧血を起こしている犬の心臓に全身麻酔をかけてカテーテルを入れるということは非常に大きなリスクを伴います。
ただvenae cavae syndromeは三尖弁に詰まっているフィラリアを取り除かなければ治すことはできません。
ほうっておけば確実に死にいたる病気なのです。

今日のまとめです。

フィラリアの急性症は急性心不全と急性貧血が起こり、早ければ1日で死にいたる怖い病気です。
フィラリアに感染している犬が赤いおしっこをしたら要注意です。
治療は手術するしかありませんが、手術には大きなリスクをともないます。

今日はここまでです。
明日は予防についてのお話をする予定です。
2005-08-16 07:36:52





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Last updated  2005/09/01 07:37:40 AM
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