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北国岩手の小さな外装リフォーム会社の社長日記です。

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2008年04月15日
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カテゴリ:雨漏り補修
特殊な雨漏り物件の改修工事を紹介します。

築20年程度のRC3階建てのお宅です。漏水状況

これはリビングですが、写真の通り漏水跡が痛々しいほどです。
この物件の何が特殊かというと、新築時にはアスファルト防水の露出工法が施されており、10年前に改修工事を行い、更にその上にステンレス防水をかぶせたとのこと。
詳しい方ならお分かりだと思いますが、どちらも防水工法としては非常に信頼性の高い(価格も)工法です。

ところがこの改修工事完了後、即雨漏り発生。しかも小雨程度でも必ず漏るとのこと。
施工業者が何度か手直しを行ったが、症状は一向に改善されず、そのうちに業者には連絡が取れなくなり、結果泣き寝入りといった最悪のケース。

オーナー様は何とか雨漏りを止めたいとの気持ちから知り合いの塗装屋さんに補修方法を聞いたそうです。
その塗装屋さん曰く「コールタールを塗れば雨漏りは止まるよ」
!!
信じたオーナー様は油性塗料を買ってきて自分で塗ったそうです。
結果は当然効果無し。塗った塗料が雨漏りのように室内に垂れてきたそうです。
屋上現況
後日お聞きして更に驚いたのがこの改修工事の費用が外壁塗装を含めて1千数百万円!
確かに高価な材料を使用しているのはわかりますが、「雨を凌ぐ」という最低限の機能を有さない工事にオーナー様がこの金額を支払ったという事実。

オーナー様の「根本的に防水工事をやり直してほしい」との意向から既存の防水層をすべて撤去して下地を新たに作り、フッ素コート仕様のウレタン防水を脱気工法にて施工しました。
ウレタン完成.jpg
上が完成写真です。当然雨漏りは完治しました。
工事の前は屋上に上がるのが憂鬱だとおっしゃってましたが、段差もなく快適な空間になったと喜びの声をいただきました。やりがいを感じる瞬間です。

当地でも桜が咲き始めました。
そして新年度も始まりました。気分を新たに雨漏り問題に取り組んでいきます。





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Last updated  2008年04月15日 10時51分38秒
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