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カテゴリ:空手
前回の続き…
選手のK君との会話 Kクン 「どうやったら相手の上段を簡単に蹴れるかな?」 私 「自分はどう思う?」 Kクン 「こっちの足をフェイントでこうだして、そしてこっちからこうやって・・・・」 私 「要はそういうテクニックを使って上段を蹴ってカッコよく勝ちたいんだ?」 Kクン 「そういうこと!」 私も大会にチャレンジしているので、試合に勝つテクニックというのも当然考えてきたし、練習してきた。 でも実際にそんな小手先のテクニックが実戦で役に立ったことはない。 私 「大会は強い選手が勝つことになっている。パワー・スタミナ・スピード・精神力に優れた選手がほぼ絶対勝つ。例外はほとんどない。フェイントを使ったテクニックを覚えるより強い打撃、再延長でも戦えるスタミナ、スピーディーな手足の連携、決してめげない根性を鍛えたほうが優勝への近道だぞ」 kクン 「やっぱそうか(笑)」 もうひとつ大会観戦中、気になったことがあった。 競技だからルールがある。当然反則は許されない行為だ。 だが、過度に相手の反則をアピールする場面がいくつか目についた。 顔面殴打しかり金的しかり。 確かに当たれば痛いのはわかる。ただし君たちがやっているのは球技じゃなく、フルコンタクト空手だよな?足で顔を蹴られても平気で、手で少しでも殴られれば倒れこむのか? 反則行為で相手は減点されるので判定では勝ちを掴みやすくなる。 指導者がこんな計算を道場生に教えているわけではないと思うが、勘繰りたくなる場面が何度かあったのは事実だ。 小手先のテクニックで楽に勝つ、ルールを極力有効利用(悪用)し何が何でも勝ちを狙う…。 大人のビジネスの世界で目にする行為を、空手という武道の世界に持ち込まないでほしい…。特に子供たちには…。 昨日は観戦しながらそんなことを考えていました。ではでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年11月11日 11時49分02秒
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