カテゴリ:Nursing
私の病棟では、人工呼吸器を装着した患者さんが時々入院する。
ICUなどと違ってたまにしか受け持たないから、 今まで呼吸器についての知識はあいまいなまま、 その場しのぎでなんとかなっていた。 機種は、主にサーボと在宅用のLTV。 自発呼吸のある方ばかりなので、 モードはSIMV、A/C、PSVにしかお目にかかったことがありません。 人工呼吸器についてまともに勉強したのは新人のとき、 4月や5月に勉強したっきり。 だけど最近、再び人工呼吸器の勉強をしています。 2週間前の京都旅行の帰りは、 東京駅に着いてすぐ、近くの丸善へ直行。 本屋が開いているうちに行けるよう帰りの新幹線を選んだ。 (本当はもっと京都にいたかった!) 人工呼吸器の本を一冊買い、翌朝は4時起きで勉強。 その日の日勤では久々にサーボを使用している患者様を受け持ち、 朝の勉強のおかげでちょっとは自信をもつことができた。 家では集中できないので、 休みの日にお茶しながら勉強している。 昨日は休みだったので、フルートのレッスンの帰りに本を買い、 スタバ2件はしごして勉強。 人工呼吸器を装着している患者さんを受け持っても、 何も突発的なことが起こらなければ、 そんなに勉強しなくても一日の仕事は勤まるかもしれない。 だけど私は、当たり前だけど、 いろんな事をちゃんと理解して把握していないと怖いのです。 モードについて理解するのはもちろんのこと。 気道内圧が高くてアラームが鳴ったから、 とりあえず吸引、っていうんじゃなくて、 即座にいろんな要因をちゃんとアセスメントできるようになりたい。 どんな合併症が起こりえるか、 何を観察するか、どうすれば予防できるか、 勉強したらちょっとおもしろくなってきた。 合併症について、新人の時は、 どうして頭蓋内圧亢進が起こるのか数週間悩み、 最近は、なぜ消化管出血が起こるのか調べるのに ネットで数時間費やした。 こういう合併症がありますよ、 って書いてあるのを読むだけじゃなくて、 どうして起こるのか根拠もわからないと気がすまない。 もちろんそれが普通だろうけど、私の周りには、 いろんな点で根拠がわからず看護しているナースもいるのです。 仕事中グラフィックモニターを見て、 「あ、PEEPより一瞬圧が下がった。今自発呼吸のトリガーだ。」 など考えながら、病室でじーっとモニターを眺めている。 知識が増えてちょっとずつわかってきたら、 前より自信をもって仕事ができるし、おもしろくなってきた。 肺のコンプライアンスのこととか、 関わったことのないモードのことは、まだまだ知識不足。 今すぐ必要じゃなくても、勉強しておかなきゃ。 いつ先輩につっこまれるかわかんないし。 私が人工呼吸器について勉強するうえで、 役に立ったものを紹介しておきます。 ホームページ「克服!人工呼吸器」 わかりやすい!新人の時は大変お世話になりました。 プリントアウトして、マーカーひきながら何度も読んだあの頃・・・。 そしてこのホームページが本に! 『ナースのためのやさしくわかる人工呼吸ケア』ナツメ社 ホームページの内容+他にもたくさん。 『教えて!先輩 換気モードをらくらくマスター 人工呼吸器の基本』MCメディカ出版 基本的なモードについては、この一冊でかなり理解できます。 先輩ナースが新人に教える漫画を交えてあっておもしろい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.15 00:12:54
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