こッ、これは!?
これは何?
決して怪しい道具ではありません…(笑)
ロッドのガイドが取れてしまったので、スミスのY中さんに相談したら、
凄い新兵器を送ってくれました。
その名もKB-F・UVシステム。
紫外線硬化樹脂と紫外線照射ライトのセットです。
ロッドにガイドを付け直して、注射器状の硬化樹脂を塗り、紫外線ライトを照射すると、
あっという間に固まりました。
紫外線で固まるので、太陽に当てても固まるようです。
瞬間接着剤のように流れたり、手に着いて剥がれなくなるようなこともないし、
ゲル状なので不器用な私でも失敗しないし…(笑)
これは便利!こんな補修材があるとは…。
スミスさんのHPには掲載されてませんが、すでに市販されているそうです。
ロッドの補修だけでなく、用途がいろいろあるようなので、是非一度使ってみて下さい。
価格は紫外線硬化樹脂が¥1,300(税抜)
UVライト:¥680(税抜)
スミスのY中さんから送られた特徴や使用法は下記の通りです。
正式名称・KB-F UVシステム(UV硬化樹脂の方)・KB-F UVライト(UVライトの名称)
使用□用途:3Dアイ製作、ルアー各種チューニング、ロッド補修(スレッド部)
エポキシフライ等の製作、フライライン~リーダーの接続、その他釣具の製作・補修に。
■使用方法:接着面の水分・油分・汚れ等を除去した上で、必要な分だけ押し出します。
UVライトを「数秒~十数秒間」照射するか、晴天時の太陽光線に(1分程度)
当てて硬化させます。
UV(紫外線)の吸収により硬化が始まるので、接着のタイミングがコントロール可能です。
作業を中断する際や終了後には、「シリンジのプッシュ棒を少し引いて先端のUV樹脂を
吸引してあげると無駄なく使えます。」
注:空気の混入に注意
終了後ニードルの先端の余分なUV樹脂を拭き取り付属のキャップを挿して下さい。
□特徴:
●シリンダータイプの容器を採用のため、抽出作業の微調整が非常に簡単。
樹脂を最後まで綺麗に使う事も出来ます。
●先の曲がったニードルチップを採用(φ0.8)。細かな作業も容易となりました。
●樹脂の粘度をある一定以上に設定してある為、凸状の樹脂を盛り上げる事が可能です。
●3Dアイ等を製作するにあたり、盛りあげた樹脂が凸レンズ効果を得る為には、
水よりも高い屈折率が必要とされます。
その高い凸レンズ効果を得る為に屈折率の高いポリマーを選択。
その結果、UV樹脂で被覆させた対象物は、驚く程に際立った存在感を演出します。
●市販のUVライトの照射光と整合性がとれている為、短時間の照射で硬化します。
●UV照射後の接着強度は、下地の状態に依りますが、十分な強度が得られます。
仮にルアーに接着した樹脂を剥がず際には、塗装皮膜ごと剥がれてしまう程の
強度がありますので、取り扱いには注意して下さい。
特にスモールサイズのルアーであれば、ひと盛りでアクションを変える事が可能です。
また、接着強度が高いので、リップの破損等の仮補修にも使用可能です。
●1液性なので扱い易く、短時間で硬化させることが可能。
●室内保管が可能。(遮光条件なら長期保管が可能です。)
●溶剤を使用していないので、環境性に優れています。
しかし、科学は日々急速に進歩していますね。
以前、印刷の版をゲル状の溶剤に紫外線で硬化させて作っているのを見たことが
ありますが、それと同じ原理なのでしょうか?