カテゴリ:パソコン日記
Nintendo Switchは30秒の動画キャプチャーが可能ですが、これをPCに取り込んだ際、
表示場所が私すら生まれていない時代に逝ってしまうことがあります。 このタイムスリップしてしまう現象、取り込んだ際なのか、Switchで記録した際なのか分かりませんが、MP4タグの[CreateDate][ModifyDate][TrackCreateDate][TrackModifyDate][MediaCreateDate][MediaModifyDate]が異常な値になってしまっているのが原因です。 1枚1枚、ファイルのプロパティの「詳細」タグにある「メディアの作成日時」を「更新日時」に合わせて変換していってもいいのですが、今回87枚もありましてやる前から心が折れそうです。しかも時間は変えられません。 ソニーのPlayMemories Homeのプロパティから手作業で変更できますが、 MODDファイルが作成されてPMH上では正しく表示されるだけで、エクスプローラー上では相変わらず過去の日付のままです。心がぽっきり折れました。 折れた心を修復する方法を見つけるため、「MP4」「タグ」「編集」で検索していたら、ExifToolというソフトウェアにたどり着きました。 ところが、私と同じ悩みを抱える人は少ないのか、「メディアの作成日時」を「更新日時」に合わせて変換する方法を直接書いた記事は見つかりません。 仕方なく、ExifToolのコマンド一覧 exiftool Application Documentation : https://exiftool.sourceforge.net/exiftool_pod.html を見ながら自力でプロンプトを実行しましたので、備忘録として残しておきます。 ExifToolをダウンロードして展開したら、そのフォルダの中に作業用のフォルダを作成して当該ファイルをコピーしておきます。安全のためです。 ExifToolのディレクトリでコマンドプロンプトを起動して、下図のように実行。 exiftool -s "-CreateDate<FileModifyDate" "%USERPROFILE%\Downloads\exiftool-12.62\work\*.mp4" -overwrite_original_in_place (CreateDateタグの数値をファイルの更新日時に書き換える、元のファイルを置き換える) ファイルパスは絶対パスにしないと、ファイルがあるフォルダの更新日時で書き換えられてしまいます。これに気づくまでに2回失敗しました。 87個の動画を処理すると結構時間がかかりますが、 無事日付時刻が変更されています。 9時間進んでしまっていますが、 デジカメの動画日時がずれる件と対策 - あとで書く : https://l8r.hatenablog.com/entry/2016/10/02/172318 こちらを参考に、9時間戻します。 exiftool -s "-CreateDate-=09:00" "%USERPROFILE%\Downloads\exiftool-12.62\work\*.mp4" -overwrite_original_in_place (CreateDateタグの数値からマイナス9時間する、元のファイルを置き換える) こんな感じ。 出来ました。 動画が破損していないことを確認後、元のフォルダにファイルを戻せば、PMHでも正しい年月に表示されるようになりました。 更新依頼が変わってしまうのが気になるかた(私)は、さらに更新日時をメディアの作成日時で上書きして、さらに標準時間とずれた日付を戻すと良いでしょう。 exiftool -s "-FileModifyDate<CreateDate" "%USERPROFILE%\Downloads\exiftool-12.62\work\*.mp4" -overwrite_original_in_place (更新日時をCreateDateタグの数値に書き換える、元のファイルを置き換える) exiftool -s "-FileModifyDate+=09:00" "%USERPROFILE%\Downloads\exiftool-12.62\work\*.mp4" -overwrite_original_in_place (更新日時の数値に+9時間する、元のファイルを置き換える) この作業で半日使いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 8, 2023 07:22:50 PM
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