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鍼灸接骨院で勧められた整形外科で、院長から告げられた病名は、後縦靭帯骨化症(コウジュウジンタイコッカショウ)でした。難病に指定されている病気だと告げられ、手に力が入らなくなったら手術すると断言されました。不思議なことに、この病名を告げられた翌日から、私の病状は急速に悪化していきました。
【後縦靭帯骨化症とは】 家に帰った私は、インターネットでコウジュウジンタイコッカショウについて検索を行いました。この辞書登録しなければ変換困難な病名は、やはりかなり稀な病気のようで、インターネットの検索でもそれほど多くのページは見つかりませんでした。それどころか、この病気についてホームページを作成されているのは、かなり大変な日々を送られている方が多く、希少な病気であり、改善されることが難しいということを痛感させられました。 後縦靭帯骨化症とは、簡単に言えば、首の骨の後ろ側にある靭帯が骨化し、分厚くなってくるため、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫され、痛みやしびれなど、さまざまな症状が手足発生する病気です。歩行困難や排尿困難、巧緻作業困難などになった場合は、神経への壊滅的なダメージを負わないために、一刻も早い手術が必要とされています。 確かに院長が告げたように、この病気は四肢への障害を引き起こすため、難病に指定されています。原因が分からないため、治療法がないのです。いえ、治療法はあるのですが、それは手術です。薬を飲んだり、安静にしているだけで治るものではないのです。「症状は徐々に進行し・・・」「よくなったり、悪くなったりを繰り返し、症状は悪化していきます・・・。」どの説明も、今より悪くなっていくことしか書かれていません。ホームページを見れば見るほど、気持ちが落ち込んでいきました。さまざまな方々が、色々な病気についてのホームページや掲示板を立てられており、それぞれの患者さんたちを勇気づけていますが、後縦靭帯骨化症については、それほど活発な活動をしている掲示板を見つけることができませんでした。 【症状悪化】 病名を告げられてから、「上も下も向いてはいけない。」と院長に言われた言葉が強い暗示になり、私は首を動かすことが怖くなってしまいました。「首を動かすと神経が圧迫されて症状が重くなる。」そして「症状が重くなったら手術だ・・・。」そう考えれば、考えるほど、首を動かせなくなっていったのです。通常の日常生活で、首を意識的に動かさないようにしてみてください。そんな試みは、到底不可能な馬鹿げた試みであるということが、すぐにわかります。そして、無理に首を固定していようとすると、首の周りの様々な筋肉が悲鳴をあげ始めます。首や肩甲骨の周りに痛みが広がり、いかに多くの筋肉が首を支えているかを痛感することになりました。まさに院長が言ったように「首が痛い」状態になってしまったのです。 しびれていた左手は、より力が入らなくなりました。左手の動きがぎこちなくなり、ボタンダウンシャツの襟のボタンをとめるのが非常に困難な状況にまで陥りました。 また、不思議なことに足にも症状が出始めました。足が重く、早く歩くこともできません。階段を上ると、あまりの足の重さに、立ち止まってしまうほどになりました。また、朝起きると、左手だけでなく、両足先までがしびれていることもありました。 体の症状が悪化すると共に心の症状も悪化していきました。重い病名を告げられた人にしかわからない、本当につらい心の病です。日本中、世界中で難病と戦っている人たちの心の痛みを私は数週間に渡って経験することになるのです。 【この時期の症状と深刻度☆】 左肩と肩甲骨付近の痛み ☆☆☆☆☆ 悪化 左手のしびれ、こわばり ☆☆☆☆☆ 悪化 上を見上げた時の左腕への鈍痛 ☆☆☆☆☆ 悪化 自動車運転中の左腕への鈍痛 ☆☆☆☆☆ 悪化 左手の握力低下 ☆☆☆ 発症 両足の重さ ☆☆☆☆☆ 発症 首の痛み ☆☆☆☆☆ 発症 【この時期の治療方法と効果】 痛み止め湿布→肩の痛みは緩和されるが、他はそれほどでも無い。 インドメタシン(S中央病院) →あまり効果なし マッサージ&電気治療(鍼灸治療院)→痛みが緩和 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
2012年11月5日私の姉が同じ症状で、手術をしました。
先生の話では、すぐに手術をしてよかったと、言っておりました。無事成功しました。後は、本人のリハビリの努力しだいですね。 (2012.11.06 08:16:00) |
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