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カテゴリ:Counseling
先日のカウンセラー養成講座で出た話題
自分の苦手意識の中にギフトが隠れている。 受講生の方に自分の苦手なことを聞いてみたら,周囲の人は「それ,全然苦手って言わないよ。どちらかというとかなり良く出来ているところだと思うけど。」っていう反応をしていました。 とてもお話が上手な方が,「コミュニケーションが苦手です。」 なんでも出来きる優秀な人が,「なんにも出来ません。」 人と関わることがとっても上手な人が,「人見知りなんです。」 とか,自分の苦手意識が,実はその人のライフワークにつながるような強みだったりするんですね。 そういう私も,人生の中で「これだけは出来れば触れないで生きていきたい。」と思うほどの苦手意識があったのが「文章を書く」ことでした。 「自分には文才はない。」どころか,できれば,文章を書かずに生きていけたらありがたいというくらいの感覚だったんです。 ところが,前職では,文章を書くことが仕事というくらい,文書に囲まれた場所に身を置き,今こうしてブログを書き,さらには本を出版しようと本気で考えているというんですから,不思議なものです。 他にも,「人前で話をする」ということも,苦手ランキングの上位でしたが,今こうして講師をしちゃってるわけです。 今の私の活動のほとんどが,苦手だと感じていたものの中から選択されているんですよね。 しかし,よくよく分析をしてみると,私が子供のころは「おしゃべり」と言われるほどよく話す子供でしたし,自分の感じていることをどうやって相手に伝えようかをずっと考えていたように思います。 たぶん,それが自分の望んでいることで,その方法は何でもいいんだととも思います。 そして,自分の中から様々な表現方法を引き出してみたところ,今は文章を書くことが一番しっくりきているというだけの話なんでしょう。 もしかしたら,自分のコンプレックス,苦手意識の中に素敵なギフトが隠れているかも知れません。 「自分がやりたいことが見付からない」とか,「何が得意なのか分からない」という方は,その苦手な部分を探ってみるのもいいかも知れませんよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月11日 12時14分07秒
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