その処とは?
その処とは涅槃(ニッバーナ)についての記述ですがこれはゼロ(零)の事を言っています。地 水 火 風 とは当時考えられていた物質の表現です。実は零は存在できないというかリンゴの例えで言えば、リンゴが有ります。それを取り去ると、リンゴがゼロになるのですが実はそのときにはリンゴをおいていた机が有ります。机を取り去ると、机はゼロになるのですがそのとき床がありますこのように延々とどこまで行っても有る問いとして世界はなぜ有るのかという有名な論争があります。ゼロつまり無い(無)というものを作り出したというか、発見、定義したように私には見えてしまうのです。リンゴが取り去って、リンゴは無い これは誰でも理解できます。すべてこのことから有るというものには、無が存在できてしまうことに気がつきます。リンゴが有る、机が有る、床が有る......... 有るはいろいろな形を持っていますが無いはすべて同一に見えます。この無はからっぽ(空)と言われているものと考えます。