チューラパンタカ(周利槃特)
NHKで学校で掃除をするのは何故かという話のなかで出てきました。この話はよく知られている話です。物覚えが悪いチューラパンタカが、お釈迦様より布を渡され、ひたすら唱えながら(チリを払い、アカを除く)とふき掃除をして最後は悟りを開いたと言う話です。これがお寺でよくひたすら掃除をしていると言う理由であると紹介されていました。そして小学校設立には、寺子屋などのお寺の伝統が続いていたので学校で掃除をするようになったと出ていました。しかし、このことをよく見ると、気がついている、気づき(SATI)を絶やすなという教えと全く重なってしますのです。ぞうきんで拭いている作業そのものが、そのままの通りになっています。また唱え続けると言う作業は、念仏などを一日に何千回何万回と唱えていたという行動と重なるものがあります。気がついている、何か身体の動きに心を置いている、唱えている それはその発生も身体の行動なので、それに気がついている全てがそれに帰着するように思えてなりません。(その行動を観ている事になります。)