阿難
お釈迦様は35歳で悟りをひらきそれから80歳になるまで、説き続けていました。阿難がお釈迦様の従者となったのはお釈迦様55歳の時ですから、ざっと25年一緒にいたことになります。第一結集において阿含経の多くは、この阿難が多くを記憶から紡ぎ出したものと言われています。律(規則)についてはウバリがその役目をしています。舎利弗や目連などの有力な弟子はもはやなくなった状態です。お釈迦様35歳から5年くらいの流れはよく残っていますが40歳から55歳くらいまでの15年くらいことは、なにか抜けている部分があるように思えるのです。お釈迦様は雨安吾の時期を除きその大部分を遊行(定住せずに移動している)を行っていました。