ライブドア堀江社長は「ガキの使い」か?
ライブドアのニッポン放送株乗っ取り事件に関する情報。アエラ二月二十一日号「堀江のフジサンケイ支配」「あのグループにオピニオンは異色でしょ。芸能やスポーツに強いイメージがあるので芸能エンタメ(注=娯楽)系を強化した方がいいですよ」「新聞がワーワーいったり、新しい教科書を作ったりしても、世の中変わりません」「僕の目標は最初からひとつです。ライブドアを世界一の会社にする。ただそれだけ。うちの時価総額は今、約三千億円。追い越せ四兆円のヤフー、ですよ」ちなみに、アエラは支那・朝鮮系の週刊紙。 最後に、孫氏はライブドアがニッポン放送株を取得したことにも触れた。「他社様のことなのでコメントする立場にはない」と述べた上で、「我々は昔、ルパード・マードック氏と組んでテレビ朝日の株主になったことがある。その体験から学んだことは『相手が十分にその気になっていないのに株主になってもあまりうまくいかない』ということだった」として、現時点でソフトバンクが新聞社やラジオ、テレビなどのメディアを買収する意向がないことを示した。テレビ朝日から学んだことちなみに、ソフトバンクは朝鮮系企業。砕氷船ライブドア ~ ニッポン放送株の最後の買い手を読む株式会社ライブドア沿革1996年4月東京都港区に有限会社オン・ザ・エッヂを出資金6,000,000円を以って設立。1997年7月株式会社オン・ザ・エッヂへ組織変更(資本金10,000,000円)。1998年9月インターネット広告事業としてサイバークリックを開始。12月クリック保証型電子メール広告サービスとしてクリックインカム(現 melma!)開始。1999年10月スペインにCYBERCLICK AGENT S.L. を設立。(2000年6月に同社を子会社化)11月インターネットコミュニティの運営を目的として株式会社フープスを設立。(2001年9月に同社を売却)2000年1月業容拡大に伴い、本店を東京都渋谷区渋谷三丁目3番5号に移転。4月東京証券取引所マザーズに株式を上場。投資事業子会社として、株式会社キャピタリスタを設立。携帯情報端末向けのシステム開発を目的として株式会社スクイズ研究所を設立。(2004年3月にMBOにより独立)データセンター事業「データホテル」開始。5月EC事業強化のため、株式会社エッヂコマースを設立。(2001年12月事業統合)10月中国大連に英極軟件開発有限公司を設立。2001年12月株式交換により株式会社パイナップルサーバーサービスを完全子会社化。(2003年4月に当社と合併)2002年2月電子メールソフト「Eudora」の日本語版開発・販売を開始。3月株式交換により株式会社アットサーバーを完全子会社化。(2003年4月に当社と合併)5月ドイツ現地法人設立。6月株式会社アスキーイーシーの営業全部を譲受け。8月株式取得によりビットキャット株式会社及びビットキャットコミュニケーションズを完全子会社化。(ビットキャット株式会社は2003年4月に当社と合併)9月株式取得によりプロジーグループ株式会社を子会社化。(2002年11月に株式交換により完全子会社化、2003年 4月 に当社と合併)11月日本最大の無料プロバイダーを運営する株式会社ライブドアの営業全部の譲受け。2003年3月エッジテレコム株式会社を設立。株式会社イーエックスマーケティングを設立。4月株式会社オン・ザ・エッヂからエッジ株式会社へと社名変更。5月株式取得により株式会社バガボンドを子会社化。(2003年12月にネットアンドセキュリティ総研株式会社へと社名変更)2004年2月エッジ株式会社から株式会社ライブドアへと社名変更。株式会社ブロードバンドピクチャーズを設立。3月株式会社ライブドアファクタリングを設立。株式交換によりクラサワコミュニケーションズ株式会社を完全子会社化。(2004年5月に株式会社ライブドアモバイルへと社名変更)株式交換によりウェッブキャッシング・ドットコム株式会社を完全子会社化。株式交換により株式会社トラインを完全子会社化。TOBによりバリュークリックジャパン株式会社を子会社化。TOBにより日本グローバル証券株式会社を子会社化。(2004年7月にライブドア証券株式会社へと社名変更)株式交換により株式会社ライブドアクレジットを完全子会社化。5月株式交換によりターボリナックス株式会社を完全子会社化。6月株式交換により株式会社テントラー・コミュニケーションズを完全子会社化。7月株式交換によりジェイ・リスティング株式会社を完全子会社化。8月株式取得により株式会社アルチェを子会社化。株式交換により株式会社ロイヤル信販を完全子会社化。9月株式交換により株式会社キューズネットを完全子会社化。株式取得により株式会社サイバーアソシエイツを完全子会社化。持分取得により有限会社セッションを完全子会社化。10月株式取得によりMyrice Limitedを完全子会社化。11月株式取得により弥生株式会社を子会社化。いまさら聞けない“乗っ取り”用語の基礎知識 連日報道されるライブドアの“フジテレビ乗っ取り騒動”。飲み屋では「堀江社長もやるネェ」と言いながら、ホントは専門用語ばかりでチンプンカンプン――そんな読者も多いはず。最低限、これだけの用語を押さえておけば、流れが見えてくるはずだ。【転換社債】 発行した企業の株式に換えることもできる社債。ライブドアは「2010年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付き社債」でニッポン放送の買収資金800億円を調達した。「ライブドアの社債はいわゆるMSCBで、転換価格(当初価格450円)を下方修正する条項が付いています。大ざっぱに言えば、4500万円の転換社債なら、カネを貸した側は株価450円で10万株の新株に換えられる。仮に株価が225円に半減すれば、2倍の20万株が手に入る仕組みです。転換価格の下限はありますが、株価が下がるほど、大量の株式が市場に出回る可能性が高い。ライブドアのMSCBの引受先は米系のリーマン・ブラザーズ。売り抜けて利益を上げることしか頭にない“ハゲタカ”だけに、そのリスクは大きいのです」(証券アナリスト)【拒否権】 出資比率が3分の1を超える株主は、重要な経営方針の決定に“ダメ出し”ができる。今回、ライブドアが買い占めたニッポン放送株は約38%だ。「そのニッポン放送は、フジテレビ株を22.5%保有する筆頭株主。ライブドアはニッポン放送の大株主になって、フジを“間接支配”するつもりだったのです」(ライブドア事情通)【商法241条】 A社が4分の1を超えるB社株を保有した場合、B社はA社に対して議決権を行使できない――同条3項でそう定めている。その目的は株の持ち合い会社の影響を排除すること。フジが25%以上のニッポン放送株を保有すればニッポン放送はフジの株主総会での決議に加われなくなる。ライブドアの狙いは崩れるわけだ。「フジはニッポン放送に対する公開買い付け(TOB)の目標株数を50%超から25%超に引き下げましたが、早急にライブドアの“乗っ取り計画”を潰そうというハラなのです」(フジ関係者)【75%ルール】 東証は、上位10株主の持ち株比率が75%を超えた場合、1年間の猶予の後、その企業を上場廃止にする規則を定めている。市場に2割程度の株しかなければ、適正な価格にならないし、大株主の“株価操作”が容易になるからだ。上場廃止になれば、当然、取引所では売買されなくなり、株は“塩漬け”に。投資家は大損だ。「フジがTOBで25%のニッポン放送株を取得すれば、ライブドア、村上ファンドと合わせた上位3株主で75%を超える計算になる。上場廃止基準に抵触した時点で株価は暴落し、ライブドアには巨額の含み損が出ます」(兜町関係者)【2005年2月16日 日刊ゲンダイ】ライブドアのような二流ポータルサイトがフジサンケイグループ乗っ取りの筋書きを実行に移すことには無理があると感じる。背後関係に注目したい。