カテゴリ:TCG
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最近、家の中の本を片付けていたら懐かしい~作品が色々と出てきたので。 これは、モンスター・コレクションというカードゲームの小説短編集ですね。 六門世界というファンタジー世界を舞台にしたお話なのですが、元がカードゲームという事でお話も「召喚術」「種族」「属性」等をテーマにしています。 私はカードゲームも好きだったんですけど、次第に小説が好きになって……六門世界とスレイヤーズがなかったら、こんなに小説にはまる事もなかったかも(苦笑 さて、この「妖精竜の花」には3本の短編が収録されています。 まずは、タイトルの「妖精竜の花」 主役は、フェアリー・ドラゴンという小型の竜と、それを飼っている女の子。 祖母と田舎で平和に暮していた彼女達の周りで突然、死んだ人達が蘇えるという事件が発生。 その原因は死んだ父が持ち帰ってきた「花」にあると分り、幼馴染の魔術師と共に事態を収拾しようとするのですが……。 ほんわかとしたムードのお話ですが、ちょっとゾクっとする部分もあったりして中々、楽しめます。 次は、蝿の王ベルゼブブをテーマにした「魔王と踊れ」 ファンタジーでは、ちょっと珍しいミステリー小説です。 魔術学院で起きた凄惨な殺人事件。 犯人の濡れ衣を着せられた少年は、悪友や教会から派遣されてきた神秘的な修道女と共に密室殺人の謎に挑みます。 事件の鍵を握っているのは「蝿」。 凄惨な描写に加え、属性や召喚術、古代帝国の遺跡などのファンタジー的な要素も面白かった。 特に魔王ベルゼブブが召喚するシーンは必見! 他の作品と比べても、私の一番のお気に入りですね~。
最後は「天使におまかせ!?」 元気で夢見過ぎなメイドとドラゴン"見"殺し傭兵、そして3人のスプライト達が主人の命令で上級悪魔レッドホーンに連れ去られた子供を助けに行くという破天荒なお話です。 モンコレ長編小説のイエルシリーズでおなじみ、北沢慶さんの作品……相変わらず、この人の描くキャラクターは面白いー(笑 そして、やはりこの人の作品は長編向きですね~。 前作の「魔物と仲良くなる方法」と同じく、どうしても続きが知りたくなります(苦笑
モンコレの小説はどれも、「召喚術」をテーマにしています。 ですから、キャラクターは勿論の事、モンスターとの関係や心情も非常に面白い描写ですね。 今では絶版の作品が多いですが、まだ「召喚術士マリア(北沢慶作品。召喚術士イエルの娘を主役にしたこれもまた長い長編シリーズ)」が続いているので興味のある方は是非、手にとって見てください。 ちなみに、私が一番、六門世界で好きな属性は・・・ずばり">「魔」です!髑髏の騎士とか、イビルアイズとか、ベルゼブブとか、サキュバスとか、etc……
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最終更新日
2024年09月16日 00時01分58秒
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