カテゴリ:読了本
ファンタジー・・・・?不思議な世界の本です。
15歳の誕生日を迎えた少年は、父との二人暮らし。 母と姉は、少年が小さい頃に家を出て行った。 少年は、何故かこの日に家出をしなきゃいけないと考え、この日の為に体力もつけ準備をしてきた。 そして、バスに乗り何故か四国まで来た。 そこで、小さくて素敵な私立図書館をみつける。 が!夢をみたのか・・・・ 気付いた時には、返り血のようなものが・・・・ 少年は田村カフカと名乗って暮らす。 カフカは、チェコ語でカラス。 図書館の館長の素敵な中年女性に憧れる少年。 ナカタという老人は、知的障害者。 子供の頃、第二次世界大戦で疎開していた田舎で不思議な事に巻き込まれて以来、記憶が無くなり字も読めなくなっていた。 ナカタ老人は、「猫と話せる」という特技(?)を持っていた。 そして、迷い猫を頼まれて捜している時に、大きな犬に誘導されてきた家で、”仕方なく!”殺人を犯す。 そして、何故か「西へ行かないといけない」思いが・・・ 字が読めないナカタ老人は、電車に乗ることも出来ず、ヒッチハイクで西へ・・・ 途中、途中で知り合う人々・・・ 最後にホシノ君という若者と知り合い、一緒に四国へ着く。 ナカタ老人の穢れの無い心、話し振り。と、ホシノ君の若者らしい生き方感覚には、少し笑えます。 15歳の少年、田村カフカとナカタ老人の物語が交互に。 そして四国で交差する。 *************************** 不思議な物語です。 この本の最後の方にも書いてるように、 「ことばで説明してもそこにあるものを正しく伝えることはできないから。本当の答えというのはことばにできないものだから。」 で私も、どういうふうにこの本を読めば良いのか、どう表現してよいのか解かりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おひさしぶりです。
のあたんの冥福を心からお祈りします。(・・かよさんも、本を読むくらい元気が出てきたようでなによりです) 『海辺のカフカ』は2回読みましたが、私にも意味が未だによくわからないです。ただ井戸とか深い森とかいうモノに、人間の心の不可知な部分を投影させているのかな~っと朧気に感じました。 カフカ君が入っていく森は『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』に出てくる森とつながっている、という話を聞いてそちらも読み返してみたりもしましたが・・・。 深い意味を考えていくとわけがわからないのだけれど、ナカタさんやホシノ君のキャラが楽しかったし、佐伯さん、大島さんなど印象深い人物もたくさん出てきて、とにかく楽しめる小説ではありました。 最近『図書館の水脈』という本を読んだのですが、これが『海辺のカフカ』を辿る旅をする話で(なかなか感想が書けません汗)かよさんの日記タイトルが目に飛び込んできましたー。 (2004/06/01 08:37:07 AM)
猫のゆりかごさんへ
>カフカ君が入っていく森は『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 >ナカタさんやホシノ君のキャラが楽しかったし、佐伯さん、大島さんなど印象深い人物 >最近『図書館の水脈』という本を読んだのです ----- それぞれのキャラは印象深く楽しめますね。 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と「図書館の水脈」も村上春樹さんですか? (2004/06/01 10:16:21 PM)
はなびらさんへ
>わたしはほとんどサスペンス(^^;; >今日は病院の図書のボランティアに行ってきます。 ----- 私も殆どミステリです、読む本は。 図書館のボランティア偉いですね~、何をされるのですか? はなびらさんはお仕事されてないのですか? (2004/06/01 10:18:18 PM)
alex99さんへ
本当に、作文とか書くのがとても苦手です。 ましてや感想文なんてとてもダメです。 小学校の時までの国語の時間は好きだったんですが、中学校から国語の時間が苦手になりました。 「作者は何が言いたいのでしょう?」という回答が、きちっと決まった答えじゃないと×でした。 自分自身いろいろな面が有り、その時々で物事の捉え方が違ったりします。 だから”いろいろな捉え方があっても良いのではないか?”と疑問に思ってしまって。。。 (2004/06/01 10:24:17 PM)
病院の図書ボランテイアって、病室を本をもって貸し出しに回るんです。キャスターのついた本棚みたいなものになるべく沢山の本を乗せて回ります(^^)。わたしたちも借りられるので、昨日は・・「パッション」で興味が湧いたので、遠藤周作の「イエスキリスト」を借りてきました。
(2004/06/02 08:32:57 AM)
はなびらさんへ
病院の図書ボランティアなんてあるんですね~。 初めて知りました。 遠藤周作さん、昔 よく読んでました。 ”狐狸庵先生”。。。 また、読みたくなりました~^^ (2004/06/02 07:11:45 PM) |
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