『SFマガジン』7月号 890円
<ワールドコン特集1>いよいよですね♪ わくわくしますね。で、本年度ヒューゴー賞候補作訳載。作りたての料理を食べる気分で読みました。「きみのすべてを」マイク・レズニック悲しすぎる恋。まさしく「恋は盲目」・・・でも、これって女性バージョンもあり?「夜明け、夕焼け、大地の色」マイクル・F・フリン予測しなかった出来事にたいする人間の、それぞれの心理。自殺願望か、冒険心なのか。「八つのエピソード」ロバート・リードなんか、これと似たようなエピソードをどっかで見たような・・・あ、「トリニティ」?「同類」ブルース・マカリスター見目形,種族は違えども、その芯を成すものは「見果てぬ夢」ティム・ブラットこういう体験、SFファンならしてみたいよねえ。で、映画監督でいうなら「ビートたけし」ではなく「北野武」なんじゃ? 原文もそうなっていたのかな。とすると、作者はお笑い芸人であるたけしさんをも知っているということかな? 「AtoZTheory」円城塔・・・西島大介さんの絵を文章化したような作品(^^; そういえば最近よく「AtoZ」という文字を見かける。<ゼロ年代の想像力>宇野常寛いやはや、あっちを斬ってみたり、こっちを斬ってみたり。「ポストモダンてなんぞや」と理解しないうちに、新しい論争が始まるのか? <サはサイエンスのサ>鹿野司SFファンは変なやつの集まり? それで居心地いいんだからいいんでしょ。(このブログ、わざわざ読みにくるひとも充分変だと思うよ。朝の5時に集英社のアクセスログがあった!)<乱視読者のSF短編講義>若島正古いSFをまた読みたくなったな。従軍慰安婦部隊って、米軍に現実にあったわけじゃないよね?<SENSE OF REALITY>“地球の遅めの朝”金子隆一オールディスの『地球の長い午後』は、わたしの好きな作品でもあります。でも、現実の植物もまた、興味深いものがあるのですね。これから、温暖化の地球で、巨大植物が出現してきませんかね?“精神科医と憲法九条”香山リカ香山さんのご活躍はTVで拝見していて、「あ、そうか。精神科医だっけ」とあとから思うことも。香山さんの著作もいくつか拝読していますが、「戦争ができる国」という表現は、いささか疑問に思うわたしです。