『和楽』4月号
坂東玉三郎さんの特集仙境のかなたに存在しているかのような佇まい。昔と変わらないのは、やはり仙人…もちろん、その素顔は人間としての年輪を刻んではいるが、美しさはかわらないままだ。舞台を生で見てみたい。<川瀬敏郎の「源氏物語」花伝>華道家ではなく、花人。華ではなく、花。花を活けるのではなく、生ける。違いはどこにあるんだろう。<河鍋暁斎、現る>なんだかすごい絵ですね。日本の漫画のルーツって、こういうところにあるんでしょうか。で、なんだか広告のページが増えたような気がするのは、気のせいでしょうか。ナショナルの冷蔵庫に炊飯器の広告…アートディレクションはもしかして…?コトバで語るには難しい雑誌である。「わ~、これいいね、ほしいね」「値段高~い」という感想だけでは、成り立たない