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田舎住まいのため、電車に乗る時間が長く
本は手放せません。
最近はトシのためか、不眠症のためか
うつらうつらすることが多いですが…。
電車で読むのは、エッセイや日記がいいです。
最近この2冊を持ち歩いていました。
庄野潤三「ワシントンのうた」
山本文緒「再婚生活」
作者の年齢は、各々、86歳と40歳、書いている時期は同じ頃。
片や、ゆるやかに齢を重ねている作家。
この本では、若い時からの回想が主流になっていて、
飾らぬ淡々とした文から、其のときに居合わせていたような
錯覚に陥り、いつしか一緒に懐かしんでいます。
片や、うつ病と闘いながら都会生活を送っている作家。
夫のことを「王子」と呼び、別居しながら、鬱と共存しながらの
日々は乾いた笑いを誘います。
まるで違う二人なのに、どちらにも憧れや同情や
共感を抱けます。不思議な本たち。
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