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東京の風に吹かれて

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November 1, 2012
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カテゴリ:旅行
ウィーンからザルツブルグ方面へのショート・トリップは、
大きな荷物はウィーンに置いたままで、とてもお気楽です。
朝早くの電車に乗り、途中(アットナング・プッハイム)で乗り換え、
ハルシュタットまで。
天気がどんよりで、一番晴れて欲しい日なんだけど・・・。

2等車で十分に快適な電車の旅。個室で一緒になった
地元のおばさん(アメリカドラマ、デスパレートワイフに
そっくりな人がいた)がとても親切で、天気の回復を祈ると
言ってくれた上に、お菓子まで頂いてしまった。

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頂いたお菓子
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車窓からの田園風景、右はトラウン湖。どんよりとした雲が一面に。


乗り換え1回を含め4時間ほどで、ハルシュタットに着いた。
小さな無人駅を降り、渡し船に乗ると、目の前には息をのむような
美しい光景が広がった。山間の最深部に広がる小さな小さな
世界で一番美しい湖岸の街、ハルシュタットは世界遺産の街だ。

街並みが鏡のように映る湖面も、屏風のように山がそそり立ち、
所々に、雲のかかる光景もなにもかも出来すぎの夢のような
風景が広がる。祈りが通じたのか晴れ間も見えてきた。

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拡大写真
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拡大写真
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空には晴れ間も
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拡大写真


ここには、1時間半ほどしかおられず、また電車に乗り、
次の目的地バート・イシュルを目指す。と言っても、
ここから電車で25分で着くのです。

バート・イシュルは温泉の町。イシュル温泉ですね。
可愛い駅に降り立つと、ここも澄み切った空気と、そして
絵のような街並みが広がる。ちょっと軽井沢に似ているかな。

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バート・イシュル駅街並み


そしてここは、15歳の皇妃エリザベートがフランツ・ヨーゼフに
一目惚れされた(本当は姉との見合いだったのに)縁の地でもある。
皇帝や貴族に愛された街だけあって、上品さがどこか漂う。

カイザー・ヴィラは皇帝の別荘。
建物は意外に質素だが庭は素晴らしく、エリザベートが歩いたであろう
森の中は、さながらエリザベートの小路といった風情だ。

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ヴィラの近くを流れるイシュル川


庭越しに見る、カイザー・ヴィラと山々のなんと絵になることよ。

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拡大写真


皇室御用達「カフェ・ツァウナー」に行く。程よいざわめきと
パステルカラーの店内はとても居心地が良い。

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外に出ると、トラウン川が近い。夕暮れの灯りがともる頃に
ここを歩いたらさぞかし、夢心地だろう。泊まってみたい街だった。

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バート・イシュルからは、路線バスに乗り、ザルツブルグを目指す。
観光スポットのザンクト・ギルゲンを通るこの路線の車窓は、
まさに絶景の連続で、農地の豊かさ、美しさが
次々に目に飛び込んでくる。

1時間半ほどで、ザルツブルグ着。今夜の宿泊は5ツ☆「ザッハーホテル」。
ウィーンでは手が出ないが、ザルツなら割に安い。それでも部屋の中は
キュートな内装だし、廊下はこんな具合。石鹸はザッハートルテ発祥のホテル
だけあって、なんとチョコレートの香りでしたわ。

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今日は、自然を堪能出来た。ザルツカンマーグートは世界でも指折りの
美しさと聞いていたが、期待を裏切られない美しさだった。


小さな旅の行程
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ウィーン西駅8:441=OIC 690
アットナング・プッハイム10:58
11:112=REX 3414
ハルシュタット12:46
14:303=REX 3423
バート・イシュル14:52
17:244=Bus 150
ザルツグルグ18:53
・OIC:オーストリア InterCity 特急列車
・REX:RegionalExpress 快速列車


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Last updated  November 16, 2012 07:17:22 AM
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