音読の注意点4 ~音読中に意識することは?~ 後編
しばらく間を空けてしまいました。おはようございます。Q、音読中に意識することは他にありますか?A、いろいろあります。まずは音読なのだから、読む上で必要なことは調べてあるはずです。発音・アクセントはかならず意識する必要があります。さらには意味のまとまりの意識。構文がとれないとなかなか難しいとは思います。その場合は読む英文のレベルをさげてしまえばいいでしょう。そして、前編でも述べたように、イメージが大切です。「ただ読む」=「目で文字をなぞるだけ」にならないように、内容を覚えるくらいの気持ちで音読する必要があります。イメージできると、内容を覚えるスピードがあがります。初見の英文を一読して、細かい内容まで把握しようとするとかなりきつい作業に感じるはずです。音読も、内容把握を意識して行うことで、その効果を十分に引き出すことができます。実際に、模試で英文を読むときに、一読で細かい内容まで把握することができたら、設問と問題文を行き来する回数も減るし、設問の選択肢の吟味も素早くなります。音読しながら、一読把握レベルまで引き上げることを意識してください。音読で戻り読みのできない状態で、全文理解はかなり大変です。だからこそ、何度も読んで、繰り返す必要があります。そうすることで、理解した構文も染み込むように覚えていけます。そして、もう一度同じ構文や単語に出会ったときに、スルスルと理解できるようになります。「一読で内容を理解しようとする」これくらいの意識を持って、音読に望んでもらえたらと思います。さて、次回は第5弾にうつります。ここまで、スピードの話もよく出てきましたが、いったいどれくらいのスピードがいいのでしょうか。 つづく。⇒⇒『音読の注意点4 ~音読中に意識することは?~ 前編』⇒⇒『音読の注意点3 ~なぜ音読?黙読ではダメ?~ 』⇒⇒『音読の注意点2 ~繰り返し読むのはなぜ?~』⇒⇒『音読の注意点1 ~何を読んだらいいの?~』