次女のお友達の話。
そのお友達は中学の同級生で高校3年までは仲が良かった。遊びにもよく行っていたが高校の卒業旅行で完全に縁を切ってしまった。元々相容れない事が頻繁にあってもうダメだとなったそう。まぁこれは余談で。
その彼女が高校卒業後就職し今1年が経とうとしているのだが来年大学を受験したいと言い出したらしい。
もともと高校卒業時も進学を望んでいたがそもそも商業高校だし経済的な理由もあり両親が進学を考えてはいないので就職したそうだ。
今の職場にもその希望を伝えて正社員からアルバイトにしてもらったそう。
これを聞いて昔人間の私は無謀な事を！と咄嗟に思ってしまった。彼女の人生なのでどうするかは自由なのにね。
自分の昔のことを思い出した。貧乏だったし大学なんて行かせられないという家庭だったので就職を望まれた。幸い私は成績も悪くなく担任に恵まれて親をなんとか言いくるめてくれて通える国立大に行かせてもらえた。私は運も良かったから良かったが彼女には何の後ろ盾も無い。受験の知識もない。そもそも何の目的で大学に行きたいのか明確な理由はない。行きたい大学も決まっていない。
正直、難しいと思う。金銭的な問題も解決していない。親にも相談していないし、多分反対されるどころか叱られるのではないかと思う。
娘は共通の友達に彼女のその話を聞いてアドバイスを求められたそう。何を勉強すれば良いのかも分からずとりあえず漢字の勉強を始めたとのことだが、そんなんでは大学は難しいと彼女に言った方がいいか、余計な事は言わない方が良いのかと相談されたそうだ。
彼女はとても気分屋のようで気に入らない事があると不機嫌になり場の空気を悪くしがちだそうで、とても気を遣わなくてはならず疲れるそう。機嫌のいい時はノリが良くてとても楽しい子なのだけれど娘は縁を切りました。
相談してきた友人も余計な事を言ったら気分を害するだろうけれど彼女が良からぬ方向に行きそうで心配なので何か言ったほうが良いのかなと。
私は言わなくて良いのでは、と言いました。
どの程度の付き合いをしたいかにもよるけれどそれは家庭の問題だし首を突っ込みすぎるのはお節介かもと。
家庭にはそれぞれ事情がある。文化がある。大学へ行きたいなら行かせてあげようという家庭。行きたくなくてもとりあえず行けという家庭。経済的に行かせられないという家庭。行かせられるが行く必要はないという家庭。
親や家庭は選べないですからね。
ホントに本気で大学行きたいなら彼女も自分で考えて実現するよう行動するしかない。やってみて無理だとなれば諦めるだろうしもしかしたら何とかしてしまうかもしれない。
たかが友達に何にもしてあげられる事はないよね。求められたら助けてあげても良いけど。できる事があればね。
娘は自分が普通の家庭に生まれて良かったと言っていますが何をもって普通と言うのかな。私からしたらあなたはとても恵まれていますよ。言いはしませんが。
娘たちを大学に行かせてあげられている現状に感謝します。
ありがとうございます😊
