むずかしいね。「上司との関係」が転職理由の場合。。
ここ最近、転職理由が「上司との考え方の違い」「上司との折り合いが悪い」という方々が、相次いで、面接でNGになってしまいました。。難しい転職理由ですね。。会社組織において、上司の存在はかなり大きいし、その上司との折り合いが悪いと強烈なストレス状態に陥ってしまう。100%上司の問題ということはないだろうけど、それでも『責任』においては上司のほうが重大。。一般的に、そう理解されていることですが、さてこれが「転職理由」となると大変“微妙”な評価になるんですよね。。なぜ“微妙”かといいますと。。1)上司との折り合いなどは、転職した先であっても起こりえることなので、それが転職理由ということでは、当社においても同様のことが起こり得るのではないか。2)上司とのコミュニケーションは双方の問題。上司との関係改善にいかに取り組んだかが大事。それがないと、コミュニケーション能力が不安。他にもいろいろ理由はあるだろうけど、概ね上記のような点で「対人能力が拙い」という評価を受けてしまいます。。今回のケースでは、管理職的立場のAさんの場合、社長との方針の違いが理由でした。Bさんの場合は、上司の評価が適正ではないと強いストレスになっていました。誰でもこんなことになったら、会社、辞めたくなるような状況です。でも、面接企業はNGでした。面接に立ち会っていないので、憶測ですが、面接後のフィードバックを聞くと、どうやらお二人とも、かなり他責的に話してしまったよう。。一方的に上司に100%の非があると言っているようにに聞こえてしまったみたい。。残念です。。「上司との折り合い」が転職理由であった場合、自分の主観的な話はできるだけせずに、具体的なエピソードを示して「価値観の違い」として話をするぐらいにとどめるほうがいいです。また、相手のみを一方的に責めるのではなく、自分の至らなさもきちんと説明して、「双方の擦れ違い」として述べなければ、わがままで協調性に欠けると思われてしまい、いろいろと誤解を招きかねません。子供のときは「好き嫌い」が通じた世界ですが、職場では「好き・嫌い」は通じないところです。おくまでも客観的に現状を捉える訓練をしましょうね。でもこの理由、ホントに言うのが難しい。。