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簡潔に。
お隣りの韓国では戦時統制権が問題になっていることを以前述べました。 そして、その問題は日本に影響が及んでくる可能性があることも述べました。 これを韓国国内政治の観点から見るともうちょっと面白くなります。 ソウルにいる僕の(日本人の)友人の話に頼ることになってしまいますが、 彼女曰くノムヒョンもそんなに変わった人ではない、と。 (小泉さんの方がよっぽど変わり者だといっていました。そりゃそうだな(笑)) どういうことかというと、韓国では初めての民主的な選挙がたった18年前の1988年に行われたばかりです。 ですから、現在働いている40代50代の人たちって独裁政権に寄り添って生きていた人がたくさんいるわけです。 もちろん、独裁政権によって冷や飯を食っていた人たちも同じ世代にたくさんいます。 その冷や飯を食った人たちは、独裁政権の周りで生きてきた人の「過去の清算」をしたいわけです。 まだまだ彼らにとって見れば「過去の清算」ができているわけではありません。 「過去の清算」が何かしらの公平な基準にそってできればいい。 しかし、現実には難しいですねぇ。 結果的には独裁政権時にあったものの否定から始まるわけです。 その動きが「親日行為なんちゃら」という委員会につながったり、財閥解体・保守系新聞への攻撃等の動きにつながったりするわけです。 しかもノムヒョンが選ばれた経緯は、キムデジュンでは生ぬるいと感じた人たちが多かったから、現大統領を選ぶ要因になったわけです。 キムデジュンが生ぬるいと感じれば、より徹底的な過去の否定を行うでしょ。 その結果が、外交・安全保障政策に関しては徹底した「親北反米」につながったわけです。 その際たるものが戦時統制権問題。 米韓同盟が2009年以降も続くのか、誰もわかりません。 まあ、日本人に言えることは、 1.とにかくまだ若い民主主義国家なので冷静に見てやること。 2.かといって米韓同盟の実質的な解体は人事ではない。2007年11月の韓国大統領選挙も見据えつつ、韓国を日米側においておかないと日本が北・中の最前線になる。 3.日本で「自主防衛」を唱えている連中は、ちょうどお隣り韓国が自主防衛に向かってくれたので、じっくり研究するといい。「自主防衛」の長短所がわかる格好の機会でしょう。 ということです。 こんなことをわが街で未だに勉強しています。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年08月31日 15時51分17秒
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