心静かに、本を読みたい。
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伊坂幸太郎さんの新刊がでてるのを知ってすぐ買いにでかけました。たまたま同級生と本屋で出くわして、伊坂さんの話をしたり、フェイスブックって何?とか、ブログはもう古いみたいだ、とかひとしきり話をしました。フェイスブックもやってみたいけど、まったく誰にも相手にされなかったら寂しそうだなと思って(ブログでもいっしょですが)、いまだに登録はできていません。それにしても、実名を使うだけで世界が広がるということになにか不自然さを感じます。ブログでも実名でやっている人はたくさんいるし、結局、広い意味でネットの世界の中に個人情報が蓄積されるのは、何であれいっしょのことなんではないかと思ってしまうのです。そこのところもおもいきれない理由ですが、まああまり深く考えないでやってみるかな。さて、伊坂さんの話にもどりますが、今回はあまり目立った宣伝は行っていないのでしょうか。それとも、私の情報不足でしょうか。今月末にはまた長編も出版されるようです。微妙につながっている三部作―「PK」「超人」「密使」。共通のキーワードは「モダンタイムス」を連想する『勇気』。また作品のいたるところで「あるキング」を思い起こしたり、「砂漠」や「重力ピエロ」を思い起こしたり、伊坂さんらしさがつまっていて、これだから読まずにいられないんだとつくづく思う作品たちでした。とくに、「PK」には、はまってしまいました。伊坂さんの作品は、とにかく読んでみて感じて欲しい。考えられた伏線がつまんなくなってしまうから、下手に内容を紹介することができないのです。
2012年05月06日
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本を読んでも内容が思い出せない。お酒を飲んで読むからだろうか。本の内容をアウトプットしようとする意識が希薄になってきたせいか。【「また、必ず会おう」と誰もが言った】喜多川泰さんの小説は必ず感動する。かなり期待をして読む。わざとらしい演出が少し気にはなったが、泣けた(最近泣けたかどうかで良し悪しを判断してしまう傾向がある)。印象に残った(後からページをくってみている)のは、警察官の言葉、・人間は人が喜ぶことをしたときに、自分も同じ喜びを得ることができる。医者の言葉、・信頼して、待つだけで子供は絶対に才能を開花できる。です。【強運】震災に対するひとりさんのメッセージCD付。凄く読みやすい。なぜか一人さんの話はすっと入り込んでくるのである。・「人生の壁」は上にいくほどラクに乗り越えられる。だから、・ひとつ上のことに全力でとりくむ。・最初は「欲」でいいんです。・強運な人は、眠れないことも利用する。松下幸之助氏は夜眠れなかったが、それを利用して、ずーっと仕事のことを考えていたそうだ。・カーネギーの『人を動かす』を7回読む。【真夏の方程式】同時期に出された『マスカレード・ホテル』も読んだが、やっぱりガリレオシリーズがいい。ほろっと泣ける(またかよ!と思われても)ところは、このシリーズだけ。ポーカーフェイスの湯川博士との取り合わせがいい。今回は、『容疑者Xの献身』を思い出させるが、もっといいのは残された(としか表現できない)者たちの心情が前面にでているところである。ところで、いつのまにか楽天ブログでアフィリエイトへのリンクもできなくなっているのですね。
2012年03月11日
【送料無料】レインツリーの国【送料無料】ヒア・カムズ・ザ・サン有川さんの作品は、シアター以外はストーリーセラーや短編を読むくらいで、話題の図書館シリーズなどは、小ムツカシイ会話についてゆけずに最後までというか最初の方で読むことをやめていました。でも、なぜか気になる作家さんではあるのでした。今回この2冊を図書館で借りてきて読んだのは、他にとくに読みたいと思える本がなかったからでした。結論は、最高でした。2冊ともストーリーにこんなこと考えもつかない驚きの裏切りがあり、また泣くほどの感動を何度も感じました。自分はほんとうに家族愛とか友情とかべたなものが好きなんだなあと自覚しました。前回ブログから何冊も小説を読んでるのですが、最近はよほど感動したか衝撃を感じないとブログに書く文章も思いつきません。とくに、ヒア・カムズ・ザ・サンは何か所も何か所も泣けるシーンがあり、おすすめです。
2012年02月12日
【送料無料】写楽閉じた国の幻いきなり衝撃的な事故からはじまるこの小説は、島田氏がデビュー当時からあたためていた大作で、写楽の正体に迫る新説を小説仕立てで打ち立てる内容のものだ。あとがきにもあるとおり、とても一冊の本に収まりきれるものでなかったがむりやり収めた為、回収できなかった伏線も数多く存在している。しかしながら長編であっても時系列的に調査の内容が明らかになっていくため、本当に正体がつかめるのだろうかという緊張感をもって読むことができる。また、江戸編という作者のフィクション部分が差し込まれるが、このストーリーがだんだんと真実味を帯びてくるため楽しめる。読んだゾという充実感を得られる。
2012年01月29日
【送料無料】空飛ぶタイヤ(上)【送料無料】オレたちバブル入行組【送料無料】オレたち花のバブル組たてつづけに 池井戸 潤 氏の小説を読む。慶応→三菱銀行→小説家という経緯をたどっていらっしゃるようで、だから銀行のことに詳しいのかと納得する。また、1963年生まれということは、就職した頃はバブルの後期だったことがうかがえます。バブル時代に銀行マンであるということは、貴重な経験を数多くされており、中小企業の社長像を描くことが上手なのは、きっとそのことに影響があるのではないかと思います。この空飛ぶタイヤの主人公は、運送会社の社長であり、その会社はもちろん中小企業です。地べたをはいずるように駆け回って、かろうじて赤字をまぬがれている。しかし、家族と社員を守るために懸命になって働いている。家族や社員もそんな社長が好きだからこそついていく。理想的な中小企業像です。ストーリーの流れは、下町ロケットに近いものがありますが、泣ける場面はこちらのほうが多く、読み終えた後、自分はなんていいやつなんだろうという錯覚に陥ります。これが、心が洗われたという感覚なのでしょうか。池井戸さんが描く社長像に、すこしでも近づけるよう努力したい、と思います。
【送料無料】あるキング主人公と同級生の男の子が、世界の偉人シリーズのキュリー夫人を読んでいるシーンがある。「僕が驚いたのは、本の中には、キュリー夫人の子供の頃の話が載っており、そこに、キュリー夫人が何を思ったのかが書いてあることだった。」(中略)「キュリー夫人が偉くなったのは、大人になってからなのに、どうして、子供の時の彼女の心情が克明に書かれているのか。それが不思議でならなかった。将来偉くなることを知っている誰かが、こまめに日記をつけるように、キュリー夫人の気持ちや出来事を記録していたのかもしれない。」そして、自分には誰もそんな人はいないので、偉人にはならない、と結論づけている。ここに、私は伊坂幸太郎氏の小説へのチャレンジ精神が凝縮されているような気がする。つまり、伝記でさえ作者の想像部分があるのだから、エンタメ小説は(この『あるキング』には、霊や化け物が登場するが)、夢や希望があればなんでもアリだ。という気持ちが伝わってくるのです。その気持ちやいさぎよし。
2012年01月04日
【送料無料】新史太閤記(上巻)改版【送料無料】新史太閤記(下巻)改版久しぶりに司馬さんを読む。新史太閤記は今回初めて読んだ。秀吉というとなぜか竹中直人さんの顔が浮かんでしまうので、食指が動かなかったのだが、案の定なんどか顔が浮かんでしまった。浮かんだけど面白かった。秀吉というと一夜城が有名だが、この小説にはまったく登場しない。しかし、秀吉の土木工事による数々の城攻めは圧巻で、特に中国大返しの直前におこなった高松城を水の中に沈めるダム工事には感動すら覚える。人を使うことの上手い秀吉しかできなかった城攻め。土木工事ってほんとに人手がかかるものなんです。見習わなければなりません。秀吉は天下人になりますが、信長を押し立てていくことしか考えていませんでした。しかし、本能寺の変によって、偶然にそのチャンスが訪れますが、その欲を抑え、純粋に信長のかたきを取る気持ちに切り替え、人心を握って天下をとります。「ふと秀吉は、織田家に仕えた自分の生涯のふりだしのそもそもから狂言であったような気がした。」と最後に司馬さんは書いています。よほどのエネルギーがないとそんな一生はおくれません。
2011年12月31日
【送料無料】30分の朝読書で人生は変わるこの本には朝読書の効果がたくさん書かれていますが、「自分の一日のコンディションを最高にもっていくための、いわばウォーミングアップのようなものなのです。」は実感しました。朝起きてすぐ会社に行って仕事にとりかかるより、15分でも読書して仕事にとりかかったほうが柔軟性をもって仕事にあたることができるし、忙しくても思いつめることがなくなります。試してみる価値はアリです。
2011年12月11日
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【送料無料】社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!人とモノは年をとる。だから、会社にとって現状維持は衰退と同じである。重い言葉です。現状を抜け出すためには、儲かる仕組みをつくることとマーケティングに投資すること。それが社長の仕事である。その後、何に投資すれば会社を大きくしていけるのか、投資の順序がこの本には書かれている。序章と1章で、パラダイムシフトが起きた。せめて儲かる仕組みを常に探すようにしよう、著者によると「世の中は自分のためにお金をだして実験している」のだから。
【送料無料】下町ロケット前半は会社倒産の危機。銀行とのやりとりには、身につまされるものがある。やっとその危機を乗り切ると、ロケット関係の特許を利用してリスクのない大きな儲けを得る機会がめぐってくる。現実もこんなもの。ピンチの後にチャンスありだ。しかし、社長は迷った挙句に製造業としてのプライドをかけ自社でロケットの部品供給に踏み切る。結果的に下請けとなるが、一流企業社員を見返したいという気持ちで工場全社員が一致団結し、会社が発展する物語。感動しまくった。細部までほんとうによく練られているのが伝わってくる。こんなにレベルの高い物語をつくれる小説家って凄い、と思った。
2011年12月04日
【送料無料】変な人の書いた買ったら損する本面白くて2回読みました。永松さん(斉藤一人さんの末弟子)の著作を読んでからというものまた、斉藤一人さんのことが気になりだしています。この本で最も印象に残ったのは、 人間誰でもそうだけど、俺たちは、今生きているんだよ。 仕事だとかでも休みたいだとか言っているのがいるけど、そんなに休みたいなら死んじゃえばいいんだよ。 死んでしまえば、ずーっと寝ていられるんだから。 生きている間は、短いの。 この生きている間を、生きているんだーって感じて生きなきゃしょうがないんだよ。 (中略) しっかり生きてしっかり死ぬ。 二つしかないんだから。というところ。一人さん流のわかりやすい言葉で書かれたこの本は10分程度で読めます。何度も読み返したい一冊です。
2011年11月27日
【送料無料】壁価格:1,365円(税込、送料別)久しぶりに石井さんの本を読む。仕事上の『壁』を感じていたので、勇気付けられた。壁を感じるのは、今までの自分の殻がいっぱいになったということで、自分の力の限界を感じる必要はまったくない。その殻の中で、ポテンシャルを一杯に満たした自分がいる、ことをまず自信に思う。生まれ変わる時期が来たと受け取るべし。その上で、いままでの自分を捨て去り、0からスタートすることが必要、だそうだ。あたかもはじめて社長になったときのように仕事をヤル、のだ。
2011年10月02日
【送料無料】斎藤一人の人を動かす前作『斎藤一人の道は開ける』とややかぶっている部分はあるが、・徳の力・ヘッドピンの法則・器量の力の章は、目からうろこ、圧巻の内容である。また、成功する前からまったく変わらないという一人さんの考え方とそのやり方に感銘する。すばらしい一冊。
2011年08月28日
最後のディナー価格:1,575円(税込、送料別)この本は、紹介せずにはおれません。石岡先生が主人公という珍しい短編集で、『大根奇聞』『里美上京』もあるが、この『最後のディナー』は思い切り声をあげて笑ったし、最後は感動で胸がつまった。やっぱり私はこの石岡先生と御手洗潔のペアが繰り広げる物語が大好きだ。
【送料無料】斎藤一人の道は開けるひさしぶりに斉藤一人さんを味わう。この本の著者は、お弟子さんのひとりで、永松茂久さん。大分でたこ焼き屋さんを始め、数々の事業を展開されておられる。今、目の前にあるものがすべて新しく見えてくる本です。ここのところもやもやとしていたものが、スカッと晴れ、やる気とやさしさが湧いてきました。すべてがすばらしいが特に印象に残った一人さんの言葉・成功の基礎は、笑顔・うなずき・天国言葉(ツイテル、楽しい、ありがとう)・最高の人脈とは今日目の前にいる家族、仕事仲間、そしてお客さんである・心を喜ばすのは心・夢がなくても道は開ける・どんな仕事も極めていけば一つの場所にたどりつく・あなたが悔しくて眠れないとき、傷つけた相手はちゃんと寝てると知るこんな本を読ませてくれてありがとうございます。
2011年07月24日
【送料無料】No.1理論(お金儲け篇)5-もう稼ぐのは十分で人に分けたくなるレベル4-ものすごく稼げるレベル3-大きく稼げるレベル2-ぼちぼち稼げるレベル1-なかなか稼げないレベル稼ぎのレベルは上記のように5段階あり、どのレベルを目標に設定するかは個人の自由であるが、5-の段階を目指せば自分の目標レベルにいち早く到達できる。これが「No.1理論『お金儲け篇』」の言いたいことだ。2-ぼちぼちレベルは、必死でなく、本気になり、戦略・戦術を駆使し、賢くなることで達成できる。3-へは強欲さ・悔しさが必要で、4-へのレベルへは、さらなる最高レベルの強欲さによって成し遂げられ、このレベルに到達すると感謝の心が生まれ、自分を心から信頼できる「度胸」と「図太さ」を身につけることができる。4-のレベルで十分に思えるのだが、5-の段階に到達するとお金=幸せのシェアをしたくなり、充実した人生が送れる。自分が今どのレベルにいようとも、そのレベルで一生懸命頑張れば、ここに行き着く。と、西田氏は述べている。年収1000万超が2-のレベルのようだ。だと私は1-レベル、5-のレベルにたどり着きたいものだ。
2011年06月19日
【送料無料】Story Seller(2)価格:700円(税込、送料別)後味の悪さで印象に残ったのは、有川浩さんの作品だ。他の作品は、さわやかな読後感があるだけに一際目立った。伊坂さんの今回の短編は、ほんとにらしさがあふれており十分に楽しめた。また今回あらたに読んでみたくなった作家さんは「米澤穂信」さんだ。普通の生活の中にキラリと恐怖が見え隠れするため、背筋がゾッとする。だけどさわやか、この作品は気持ちいい。
2011年06月12日
【送料無料】怒らない技術ある日、本屋さんに行ってみるとフォレスト出版から新書が出ていた。そのピンクの表紙は、神田昌典さんの『あなたの会社が90日で儲かる!』を連想させる。多分、意図されたものと思う。神田ファンの私はついつい2冊を購入してしまった。『お金が貯まる!家の買い方』と『怒らない技術』である。前者は自分の開発した「稼ぐ家」を売るための本である。最初にこちらを読んだので、フォレスト出版の新書に落胆したが、怒らない技術は好感が持てる内容であった。著者は相当の読書家であろうと思われる。自らを凡人であると自覚し、だからこそ努力するのだという姿勢に打たれます。この本はいまや50万部を突破、売れているようです。ただし、やはり怒ってイライラする自分はなかなか直りません。凡人中の凡人であると自覚しました。
2011年05月29日
【送料無料】デンデラストーリーセラーを読んで、印象に残った作家さんであったのでこの度、長編小説を初めて読んだ。ストーリーセラーに収められた『333のテッペン』でもそうであったように、大切なナゼ?を明らかにしないというミステリー。今回の『デンデラ』は、ラストシーンにいったい主人公はどうなったのかを明らかにしないエンディングである。それによって読後感が、なにかもやもやとし、印象に残る。この小説には70歳~100歳の50人のおばあさんと二匹の羆しか登場しない。登場人数はかなり多いが、「しか」という表現になるのは、ようするに偏っている世界の物語であるからだ。しかも、デンデラというその世界は一度死をくぐりぬけたものたちのみで構成されている。なんのために生きているのか。70歳を過ぎてあらためてそのことを考えさせられるのだ。
2011年05月22日
【送料無料】アトポスこのひとつのストーリーには複数のストーリーが関係しており、一冊で何冊ものしかも面白い本を読んだ気になる。そして、終盤にいつもの彼が登場し、すべてのストーリーをひとつにまとめ、事件を解決する。この小説には吸血鬼が登場するが、真の怪物くんは御手洗潔であろう。いやはやなんとも愉快、痛快である。
2011年05月12日
【送料無料】秋好英明事件ここのところ島田荘司さんの作品をよく読んでいる。これは島田さんにはめずらしいノンフィクション。高度経済成長時代は、古き良き時代という認識が私にはあったが、必ずしもそうではなかった。職は無限にあり働けば必ず成果として帰ってくる時代の影に潜む、人間の醜い部分をまざまざとみせられる。死刑は必要だとこの本を読むまでは思っており、よくテレビなどで死刑に反対する人々に対し何を言っているのだと感じていたが、死刑は正義、正義は絶対、というそのような思い込みが危険なものだと知る。
2011年05月04日
『悪人』【送料無料】悪人(上)価格:567円(税込、送料別)主人公がもしカッコ悪かったら、感想は違ったものになると思う。カッコ悪い場合は、逃亡中の恋愛はなくストーリーが成り立たないが、私はそちらのほうがリアルだと思う。また、一緒に逃亡した恋人が、主人公を疑うような終わり方は、盛り上がらない。私はバカなので、2人とも被害者になって愛をつらぬく、というほうが感動するのだ。
2011年01月13日
『ゴールデンスランバー』【送料無料】ゴールデンスランバー2回目。どんなに追い詰められても、できることを精一杯やることの大切さを思い知る。生きる力が湧いてくるエンタメ小説。読み手に何か沁みるものがあればいい、と特集に伊坂さんは書いていた。まさにそのとおりの小説だ。
2011年01月09日
不倫、ちょっとだけミステリ。『夜明けの街で』【送料無料】夜明けの街で不倫の心境を語る小説。最後のどんでん返しを期待して読むが・・・。毎週といっていいほどデートをし、きちんとしたホテルに泊まり、イブやバレンタインなどは旅行する。奥さんに気づかれず、お金はどのようにして調達しているのか、そのことが気になった。
2011年01月04日
休みだから本が読めてうれしい。【送料無料】伊坂幸太郎文学とエンタメ小説の違いは、描写のあるなしだとおっしゃって、自分の書いてる小説はエンタメだけれど、描写にこだわりたいと言い切っておられる。えらそうにしない伊坂さんは好感度が高い。また、「平気なふりをする」「思い出そうとする」など小説という分野でだけ伝わりやすい言い方を意識しているところなど、小説という表現を真摯にとらえていらっしゃるんだなあとあらためて感心いたしまして、ますますファンになりました。ミステリだとか純文学だとかエンタメだとか分類することに意味はなく、自分の信じること、やってみたいことをまじめに取りくんでいくことがなにより大切なんだろうなあ。
2011年01月03日
『マリアビートル』マリアビートル2回目。愉快痛快。鬱憤がすべて晴れる小説。やってやりまくる。「木村茂は自分の内側に、動揺が走りそうになった。相手の狙いが、その精神の攪乱にあると分かっていたにもかかわらず、動揺しそうになった。踏ん張りが利いたのは、隣の妻の言葉のおかげだった。晃子は、強がりが混ざってはいたものの少し笑い、言った。『雄一はね、たぶん、しぶといから生きてますよ。渉のことが心配で、執念深く生きてますよ、きっと』」ここのところが印象的。伊坂さんの特徴、家族の絆を表す文章。この妻の強さがあったから、この夫婦は殺し屋として生き残って来れたのだろう。夫婦であることの強さにぐっとくる。
2011年01月02日
新年あけましておめでとうございます。と書くと、いったい誰に向かって書いているのか、などと思ってしまいます。スランプですね。今年は、気楽に、ただの読書日記として書こうっと。『チームバチスタの栄光』チーム・バチスタの栄光(下)は長すぎ。下巻だけで十分だし、そのほうが白鳥を楽しめる。後半にもりあがる。『容疑者Xの献身』容疑者Xの献身は面白かった。考えられないトリックと登場人物たちの他者への思いやりに、驚き、泣ける。この本で東野さんは好きな作家になった。私は、人の絆を書かれると個人的に弱いのだろう。『グラスホッパー』【送料無料】グラスホッパーは2回目。この本と『あるキング』は、伊坂さんの小説のなかで比較的不評らしいが、両方ともエンタメ最高峰だと思う。ところで、小説は村上春樹さんなどの純文学系とエンターテイメント系に分かれるらしい。エンタメ系は読みやすく、娯楽重視ということのようだ。いま『マリアビートル』2回目読書中。
2011年01月01日
盾(シールド)大人も読んで感動する絵本です。『二十一世紀に生きる君たちへ』という司馬遼太郎さんが子供たちにむけて書いた本に、「自分に厳しく、相手にはやさしく、いたわりをもつことを訓練し、自己を確立せよ。」と述べていらっしゃいます。そうすることのよって「たのもしい君たちになっていく」と・・・。この本のいう心を守る盾とは、そのことつまり、自己の確立であろうと思います。40歳の半ばになっても、いまだに盾をつくりあげていない私のような人間にとって、とても心の琴線にふれる本でした。主人公のひとりが、自分の盾は「シェパードとドイツ語、そして君だ」と告げます。私は「打ち込める仕事と努力の証と守りたい人」のことだと理解します。もっと訓練し、自分の盾をつくりあげていきたいものです。
2010年11月28日
陽気なギャングが地球を回すこの小説は、単純に楽しめ、続編もあるようで、読まずにはいられません。伊坂さんのストーリーに慣れたためか、先が読めてしまった(自慢)。それでも十分に楽しめる小説でした。
2010年08月16日
あるキング個人的にすごく好きなタイプの小説。打率9割。主人公の王求-オウクは生まれてきたときから、野球の王様になることを運命づけられている。そしてそれにさからうことなく、努力を続け(並大抵のことではここまでなれない)、黙々と自分のスイングを磨き続ける。ラストシーンには感動した。誰もが、この主人公ほどは目立たないが、自分の使命を持っている。伊坂さんは徹底的に主人公の感情を消している(と思う)。だからこそ、その生き様が鮮明に私には映った。現実に逃げ出さないで頑張ろうという元気を興させる。こういう気持ちになれる小説はいいと思う。
あなたの会社を2年以内に復活させる法というメルマガに、-----------------------------------------------------------------○売上が低迷している会社の特徴■売上低迷から脱するための2つのポイント私は、いろいろな経営者のお話を聞くことが多いですが、企業の中には、売上が右肩上がりの会社もあれば、その逆の会社もあります。なぜ企業によって、こんなにも差があるのか。売上が低迷している企業の経営者の話を聞くと、必ずといっていいほど、売上を上げるための取組をしていない、ということを感じます。売上を向上させていくためには、次の2つのポイントがあります。・新規客を獲得していくこと。・既存客の中で、自社のシェアを高めること。(既存客がある商品を購入したい場合、自社から購入してくれる割合を高めること、例えばある既存客が年間、ある商品を60万円購入する場合、そのうち自社から購入してくれる金額が10万円であったら、それを20万円に高めるようにすること)-----------------------------------------------------------------というような内容がありました。目からウロコがおちた気持ちでした。自社はなにができるか、それを既存のお客さまにいかに伝えることができるか。大切です。
2010年08月08日
モダンタイムスSOSの猿この『モダンタイムス』は、魔王の続編にあたる。あとがきに、『ゴールデンスランバー』と同時期に書いた作品で、対極をなしているというようなことを伊坂氏は述べられている。そのことがずっと腑に落ちなかったが、今回『SOSの猿』を続けて読むと、明らかにこの2作品は従来と作風を異にしている、と感じた。ミステリーと登場人物たちの愛情、が同居するような作品が個人的には好きであるが、個性的な登場人物たちをあくまでもドライに描き、感情表現を少なくし、どこか謎を残すような手法である。そのぶん、ストーリーはグロテスクさを増している。ただ共通しているのは、どのような描き方であれ、小説には現実味があり、すでに起きていてもあるいはこれから起きるとしても違和感のない社会状況を説明し、やるべきことはやらなければならないというメッセージを発信している、と思う。
【2冊同時購入ポイント3倍】グラスホッパートノサマバッタはその固体密度が高い環境で育ったものを群集相と呼び、黒く、翅も長くなり、凶暴になるそうだ。人口密度の高いところでは、そのような人間も生まれてくる。そんな、たくさんのグラスホッパー達が登場する小説。そういえば仮面ライダーはトノサマバッタとの改造人間だったことをふと思い出す。この小説は大人向けの仮面ライダー物語とも思える。「押し屋」がライダーで、「劇団」がおやっさんで、「蝉」や「鯨」がわがままな怪人で、「令嬢」がショッカー。子供のころライダーに夢中になったくらいに夢中になれる小説だ。
2010年07月18日
【2冊同時購入でポイント3倍】【ポイント5倍対象商品】終末のフール小惑星が地球に衝突し世界が終わりを迎える、とされる前の8つの短編物語。印象に残ったのは、苗場というキックボクサーの「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」という言葉。この言葉はまだ世界が終わるなんて、誰も思っていない時代に彼が対談した相手に言った。彼は、世界が終わるとわかっても変わることなく、自分の左フックとローキックを磨き続ける。なぜなら、常に明日はないという気持ちで今日一日を厳しく生きているからだ。今できることを精一杯やり続けているということだ。もうひとつは、「生き残るっていうのはさ、あんな風に理路整然とさ、『選ぶ』とか、『選ばれる条件』とか、そういうんじゃなくて、もっと必死なもののような気がするんだ」「じたばたして、足掻いて、もがいて。生き残るのってそういうのだよ、きっとさ」という宗教団体の会合から逃げ出した華子が夫の修一に言った言葉。彼らは修一の父がマンションの屋上に建てた櫓に登って終わりを迎えるという。洪水で水位があがってきても、一秒でも娘の未来を長く生かすために櫓から腕を伸ばし背伸びをする覚悟だ。強い。そして、愛情に溢れた家族である。伊坂さんに本当にはまってしまって、もはや登場人物と物語の区別がつかなくなっている。
2010年07月10日
砂漠価格:980円(税込、送料別)古き良き大学生時代のお話。「学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ」と、卒業式に校長は言い切った。そして、校長はサン=テグジュペリの言葉を自分の言葉のように引用する。「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」私にとっては、もう遠い時代に過ぎ去った時代のストーリーにもかかわらず、のめりこんでしまった。この小説は、大学時代の友情について描かれている。しかし、きっと大学生をターゲットにはしていない。実際に社会人になって働きはじめないと、その辛さが判らないから、この小説を味わうことができないであろうと想像するからだ。だから『「砂漠」=社会』という題名なのだ。今の気持ちで学生に戻れたら、きっとこんな大学生活が送れると思う。いいわけだけど・・・。
2010年06月30日
オー!ファーザー伊坂氏はあとがきで、自分の得意なことばかりで冒険が足りなかった作品であったため、出版をためらっていたようなことを述べておられる。また、自分の第1期を集大成させるべく書いた作品とも述べていらっしゃる。素直に楽しめる作品です。この小説を読むと、主人公の少年になって今は亡き父を思い出したり、父親の立場から息子たちを思ったり・・・、ストーリーとはまったく関係ない現実世界にまで影響の輪がひろがって来る感じ。もう息子の立場にはもどれないけれども、息子たちに対して恥ずかしくない父親にならなければならない。
2010年06月27日
チルドレン価格:620円(税込、送料別)「死神の精度」のように、ひとつひとつの短編がおりなす物語。気軽に楽しめる。個性的な主人公を大学生の友人が語ったり、時間が経過して同じ職場の後輩が語ったり、銀行強盗に出くわした盲目の少年が語ったりと笑いをこらえることができない。しかし、根底には、友情とか恋人とか親子の愛があり、そのことに心がひきつけられているからこそ、小説が楽しめるのだと実感する。そして、自分は父親だから、物語『チルドレン2』に登場する奇跡的なパンクバンドボーカリストの父親に感動する。
2010年06月20日
魔王価格:650円(税込、送料別)いままで読んだ伊坂氏の小説とは少し趣きが違っている。まずは、1人称である第一主人公が登場する。そして、えーっ、という肩すかしをくうエンディング。かとオモイキヤ真打登場。恋人という立場からの2人称のような語り口で新しい第二主人公を語る物語が新しくはじまり、読者に希望を抱かせる。アヒルと鴨のコインロッカーでも感じたのだが、主人公って普通「私」という1人称が最優先されるのでであろうが、伊坂氏の小説の場合は、身近な立場のものから主人公を語るのだ、と気づいた。だから主人公はいったいだれだという思いもある。ささいなことであるが・・・。だからこの小説で、1人称の第一主人公が登場したのには、明確な意図があったのだ。主人公じゃなかったんだ。なんだか騙された、感じ。でも、全体の少なくとも3/5はその第一主人公の物語なんだけど。主人公って定義があるのか?特徴ある語られたい者が主人公だと思うのだが、間違ってるかなあ。
2010年06月14日
アヒルと鴨のコインロッカー昔、シドニーシェルダンのゲームの達人とか時間の砂とか夢中になって読んだ時期があったけれども、伊坂さんの作品はミステリーさにおいてもそれらに優るとも劣らない。その上、日本人としての「愛」とか「情」という何か感慨深いものが作品の根底にある、気がする。今回、ブータン人が主役(この小説は誰が主役なのかまったくわからないが・・・)のひとりとして登場するので、ますますそういった日本人としての感情を意識してしまう。アヒルは外国産、鴨は日本産、コインロッカーは神様を閉じ込める場所。ただいま伊坂さんにはまっています。
2010年06月12日
死神の精度中途半端な時間に目がさめた。おかげで死神の精度を読み切る。短編のようで、つながっている小説。死神が人を「可」とするとその人には死が訪れる。もし、自分の周りに変わった人が現れたら、死神かもしれない。ちょっと怖いけれど、この小説に出てくるような死神であれば、その存在を許すことができる。なぜならこの小説で、死神が出会う人間たちは、みな一生懸命だ。そして、70歳の老婆であっても、23歳の若者であっても、自分の人生に納得して死を迎える。とにかく、今できることをやらなければと思える。活力をくれる伊坂さんの小説にはまっている。
2010年06月07日
ゴールデンスランバーゴールデンスランバーという題名、それはビートルズ解散直前の楽曲。ポール・マッカートニーがばらばらになったメンバーの気持ちをつなぎあわせたく作った楽曲だそうだ。この小説の登場人物たちは首相殺人という犯罪者の濡れ衣をきせられた主人公を助けることに協力しあう。作者の伊坂幸太郎氏はこの小説「ゴールデンスランバー」という題名になにを託したのであろうか。きっとそれは友情であろう。思いやりであろう。そして、やはり強い、主人公の父親が登場する。「俺は、あいつが素っ裸で生まれて来たときから、知ってんだ。母ちゃんなんて、あいつのことに関してはもっと詳しい。腹にいた時から知ってんだからな。・・・(中略)・・・で、昨日今日、雅春のことを調べたようなおまえに、何が言い切れる」と興味半分のマスコミレポーターに批判を恐れずに言ってのける。「本当に雅春が犯人だと信じているのなら、賭けてみろ。自分の人生にとって大事なものを賭けろ。これがおまえたちの仕事であることは認めるが、自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれねえーんだったら、覚悟はいるんだよ。バスの運転手も、ビルの設計士も、料理人もな、みんな最善の注意を払ってやってんだよ。なぜなら、他人の人生を背負ってるからだ。覚悟を持てよ」感動する言葉。命を賭すという重い言葉を平然と言う鳩山首相に聞かせてやりたいものだ。軽い風潮の世の中に一石を投じる伊坂氏の小説はすばらしい。本気で生きる気力が湧いてくる。
2010年06月01日
重力ピエロはじめて、著者の作品を読みました。ファンになりました。推理小説のように楽しめ、純文学のように感動することができる小説でした。父親、母親、兄貴、弟それぞれの家族愛に感動します。私のような読者は、ときには父親となり、兄貴となってこの小説にのめり込むこととなるでしょう。父親になれて良かった。兄であって幸せだった。あまりに小さくなってしまったために忘れていた自分の気持ちのある部分を思い出すことができます。
2010年05月23日
60分間・企業ダントツ化プロジェクト2度読みが今年のテーマのひとつであるので、過去読んだ本をもう一度読み返している。この本のいう「スター戦略構築法」とは、1.商品 2.顧客 3.競合 4.収益シミュレーション 5.タイミング 6.メッセージのそれぞれの面から順番に、この本が提案するチャート分析をすることによって、戦略を構築しようというもの。しかも、60分以内に。気軽にゲーム感覚で。しかし、ふざけているわけではない。「ビジネスは、社会を変革する最強のツール。」であり、「人類に多大な影響を与える。」だから「ビジネスに携わるものは、哲学・思想を持つ義務がある。」と、あとがきで神田氏は述べている。このあたりが本当に紳士である。だから尊敬できる。実践しなければ。
2010年05月09日
リーダーになる人に知っておいてほしいこと印象に残ったのは、松下幸之助氏が、丁稚奉公をしているとき、同い年の坊ちゃん達は、高校や大学へ進学していった。けれども、それをあたりまえのこととして受け取っていた、という。そのあたりが、凡人とは違う。普通は羨ましいとか、何で自分はとか、妬みや卑下をしてしまうところである。淡々と丁稚奉公から学びを得ていったのである。松下政経塾の宣伝色を感じないことはないが、いままで塾生にしか与えられていなかった秘蔵テープの中の松下翁の言葉は終始一貫性があり、価値がある。鳩山坊ちゃん首相に是非読んでもらいたい一冊。
2010年05月05日
フランクリン・プランナーのオススメ書籍もっとも大切なこともっとも大切なことに忠実に生きるために必要な3つの要素、それは、自分の『役割』『支配的価値』『ミッションステートメント』である。私の役割は、社長、父、配偶者、友人、兄、専門家、息子、建築士、営業マン、住宅ローンアドバイザー、現場管理など。支配的価値観は、貢献。子供の幸せ。ミッションは、「社長として営業マンとして、社員と顧客に貢献する。人と会って恥ずかしくない自分になるために本を読む。その結果として、いい仕事(安心、提案、もの)を後世に残し、成功できると信じる。力の源泉は家族である。子供達が幸せに暮らせるよう毎日努力する。」たまにはまじめに自分に向き合ってみました。
2010年05月04日
1Q84 BOOK3村上氏は牛河の章、青豆の章、天吾の章と3人の物語を順番に描いている。個人的には牛河の章がないほうが読みやすい。3つの章でひとつの状況が描かれるのは、少々いらっとする。1Q84の世界に慣れてきてしまったのか、book1、book2ほどの衝撃を感じることはなかったが、牛河が1Q84の世界に入ってきたためにもたらされた青豆と天吾の再会は、すがすがしい感動があった。1Q84の世界から逃れた青豆と天吾の新しい世界は、どう関わっていくのか。1Q84の世界で、人々に嫌われ、多分読者にも嫌われ、最後には苦しんで死んでしまった牛河の特徴的な髪を使って作られている空気さなぎからは一体なにが生まれつつあるのか。村上ワールドには謎が多く、その謎について考えてしまうとついつい引き込まれてしまっていることは確かである。
2010年04月25日
史上最強の人生戦略マニュアルこの本を最初に読んだのは、父が脳梗塞で入院したときだと思う。かれこれ10年近くになろうか。本の初版年は2001年だからそれくらいであろう。父が倒れ、回復不能状態になると困難な事象が次々と出現してきた。そんな折に手に取った本だ。勝間さんも最近この翻訳本を出されたが、私のは渡辺昇一氏の翻訳本である。やはり名著。それだけに3月2日から今日にかけてゆっくりと読んだが、まだまだ消化しきれていない部分がある。これからも何度も読み返したい。著者が出会ったアンディーという名前のタクシー運転手の話には、感動した。以前も読んだはずなのに全然覚えていないことにも驚いた(笑)。アンディーの哲学は「正しいことをして一生懸命働けば報われる」というもの。また彼の目標は、「5年後に自分のタクシー会社を持つこと」でそのための事業計画をつくり、期限と明確な成果の基準を決めていた。そのうえ彼は著者を含めた弁護団をプロの仕事で運び、仕事に関わりを持ったことに感謝していた。著者は、「学がなかろうと、『人生の法則』に従い、成功の公式の要点を自分のなかに取り込めば、あなたも人生の勝者になれる。人生の勝者になる、ならないは、あなたの選択次第だ。」と最後に述べている。私も一般常識が全くない人間だけれども、引け目を感じたり、恥ずかしがることなく、アンディーのように自分の哲学をもって、前向きに人生を変えていかなければならない、と決意する。ちなみに、「人生の法則」とは、1 ものがわかっているか、わかっていないか2 あなたの人生をつくるのは、あなた自身である3 人はうまくいくことをする4 自分が認めていないことは変えられない5 人生は行動に報いる6 事実なんてない。あるのは認識だけ7 人生は管理するもの。癒すものではない8 わたしたちは自分の扱い方を人に教えている9 許しには力がある10まず自分が求めているものを明確に知る以上である。
2010年04月11日
一生折れない自信のつくり方けっこう津和野町立津和野図書館にはいい本があります。いったい誰が選定しているのでしょうか。印象に残った部分は、 「逆境は幸せの前奏曲。あらゆる逆境には、必ずそれと同等か、それ以上の成功の種が隠されている」 毎日がジェットコースターに乗っているような気分ですが、それも悪くないのかも。下れば上りもある。 「当事者意識とは、身近な例で言えば、炊事、選択、掃除、育児などもそうです。自分の身の回りのことは、何でも自分でやるのが原則です。そして、もし周りの人に手伝ってもらえたときには、『ありがとう』と素直に感謝する。これが当事者意識です。」 いままでやってもらって当然と思っていたかも。社長が全部やるのが基本。どうしてもできないところは社員にやってもらって、ありがとうという気持ちを思うだけじゃなく表したい(ここが難しい)。 「人生も登山と同じ。目の前のことに精一杯取り組むしかありません。一度、目的・目標を定めたら、目の前の課題を黙々と乗り越えていく。結果はあとからついてきます。」 人間できることしかできない、だったらできることをやれ!ですな。 「感情はよいリズムについてきます。成果を出す人は、リズムがよいのです。」 早起きの習慣をつくり、深酒に注意しないといけません。リズムよく営業に取り組みたい。
2010年04月10日
読書は1冊のノートにまとめなさい昨日図書館で、こちらの本も読む。記憶に定着しない読書から抜け出したいと常々思っている。一冊のノートに本を、「探す→買う→読む→記録する→活用する」流れをすべて書いておくことを推奨している。私がなるほど、と思ったのは、「読むときに黄色のダーマトグラフなどで、『へー、ほー』などと感心したことをチェックしておいて、後日再読する。その際にまた感心すればその部分を記録する。」というところ。やはり、2回は読む、ということだ。また、記録の際に、どんなに稚拙でもよいから自分の思ったことも書いておくそうだ。なぜかというと、自分の考え方もなにかの影響を受けた考えであるから、相手の意見に乗っかって自分の意見を言ってもかまわない。結果的に複合させて、自分の考えとしてもう一歩進めるためにも重要である。そのことが、後の活用につながっていく。他人の意見の複合が、自分の意見となってもいいんだと、少し気が楽になった。
2010年03月14日
「あたり前の家」がなぜつくれないのか?昨日は、山口県立図書館へ行きました。住宅についての知識を増やすためです。省エネ法が改正されて、次世代省エネ基準の住宅が見直されてきております。あいにく、その方面の資料はみつけられませんでしたが、「『あたり前の家』がなぜつくれないのか」という本を読みました。柱や梁をみせる家を推奨しています。おもに住宅のデザインについて書かれた本です。この本のターゲットは、一般の方々ではなく、住宅建築に携わっている我々に向けたものだと思います。特徴のある、自社の家作りのための参考になりました。「モイス」という建材と「そよ風」というソーラーシステムに興味がわき、さっそくネットで調べて資料請求してしまいました。モイスは価格が少し高そうかなあという印象で、採用するのは難しいかもしれません。しかし、「そよ風」は「OMソーラー」と同じようなシステムですが、機械にたよる部分を極力減らした故障の少ないシステムのようです。もちろんこの家を建てるには、次世代省エネ基準の家でないと意味がないシステムであろうと想像します。やってみたい・・・。