言い方の工夫
前回よりの続き「あいさつ」について…その(8)・・・周囲のおとなが心掛けることは。□…まず、大人自身が若い人のモデルになるような生き方、あいさつをみせていくことです。そのうえに立って、言い方の工夫をすること。否定的に言えば、相手は反発したり、心を閉ざしてしまいます。例えば、自分の価値観からは容認できない態度を相手がとったとしても、「なんだ、その態度は!」と怒鳴るのではなく、「こういう場合は○○のようにしたら、お互い気持ちよくなれるね」と言うようにする。「あなたは○○」と言えば反発しても、「自分を主語」にして言うと、相手も聞き入れやすくなるものです。例えば、教育実習に行く学生に「教育実習とは就職活動である」と言うと、それだけでどういう髪形や服装をすればいいのか自然に分かる。茶髪がダメとか、禁止事項を言うよりも、抵抗なく伝わります。次回に続く