うつ、そして薬からの離脱

　レキソタンを中止した翌日午後の仕事をしていると
16時頃だろうか急激に首を後ろから見て左側の頚椎の部
分と後頭部にかけての筋肉痛というか首と頭の骨が痛み
出し何と机に置いてある書類とかが読めなくなった。

　つまり首を傾けて仕事をする事が出来なくなった。

　つい先日までは酷い目の乾燥感でパソコンを使う仕事
が困難になったのに今度はデスクワークを邪魔するのか
という感じだ。

　しかしまだ目の乾燥は続いているが画面を見て仕事が
出来る。

　本当にこの離脱症状は多岐に渡って変化するし勤労
意欲があるのに仕事を邪魔しやがってという感じだ。

　まあ離脱症状の精神症状とかきついものは出ていないし
レキソタンを完全中止にしたので気分的には嬉しいからこん
な症状が出てもまったく動じない、まだまだ全然頑張れると
いう気持ちがある。

　近くの百貨店に行ってブックスタンドを買ってきた。

　離脱症状がここまでいろいろ変化してやって来ると笑って
しまう。

　オフィスでブックスタンドを組立てて書類なんかを立てか
けると同僚とかが「どうしたんですか?」と聞くがまさか離脱
症状で下を向けないからとは言えないから「いやあ、最近目が
疲れちゃってね」と答える。

　やはり減薬して離脱症状は増幅して出現したけれど不思議と
気持ちは穏やかだ。

　難関なレキソタンを切ったという思いもあるしもう離脱症状
も何回も毎度の事出てきて必ず何日か経てば軽減すると分かって
いるから軽くやり過ごせる。

　僕にとって薬を止めようと思って実行してもう半年になるけれど
身体に離脱症状が染み付いてしまってそれが当たり前だと思って
いるからこういう気持ちになれるんだろうな。

　結局は薬物依存という障害を持ってしまったけれどそれを受け
入れ減薬を頑張ってきてあと一錠だけというところまでやってきた。

　これも運命と思って受け入れているけれど37歳で自分の全ての
固定観念、概念、理念とか全ていい意味で変わったし人間らしく
正しく生きて行きたいという感情が芽生えたのも良かったと思う。

　恥ずかしい話だがトイレに入って下を向いて用を足す事が出来ない
のも笑ってしまった。

　自分でも確信している。

　僕は必ず近いうちに薬から抜けられると。

　あとは今の離脱症状をこの向上的な気持ちで維持し我慢してリボト
リールをゆっくり切っていくことだ。

　仕事が終わって首と後頭部は痛くあまり曲げられないが今日もジム
へ行ってプールへ入った。

　絶対に負けない。

　僕をまだ襲うならもっとかかって来いという感じだ。