うつ、そして薬からの離脱

　考えてみると僕には物事を受け入れられる
寛容さがこの離脱症状を通して身に付いた。

　あらゆる苦痛が長期に出てきてそれを普段の
生活にある当たり前のものとして受入れられるよ
うになった。

　以前の自分であればもう何とかしてくれ、助けて
くれと泣き言を言ったかもしれない。

　先が見えない展開が絶望感を増幅させ僕を奈落の
底に突き落としていたかもしれない。

　しかし強くなったのだ。

　先日の首と頭の骨が痛くて下を向くことが出来ない
症状が出ようが目が思うように使えない事も笑って
流せるようになった。

　今日の東京は大雨で朝一番で傘を差しずぶ濡れにな
りながらウオーキングをした。

　大馬鹿野郎かも知れないが今は動いて汗をかき、症状を
軽減させいかに自分が潰れないように努力するだけしか方法
が無い。

　雨の休日だから車で子供達をどこかへ連れて行きたいが
減薬中であるので極力控えている。

　無事に中止できたら本当にいろいろな所へ遊びに連れて行っ
てやりたい。

　土曜日は首と頭の痛みは軽減し若干だが下を向いて本を読める
ようになった。

　代わりに胸の圧迫感のようなムカつきを感じるがこれも素直に
受入れている。

　午後は先週行った教会の英会話に行こうと思っている。

　少しでも穏やかな気持ちになれればいい。