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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2010.09.08
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カテゴリ:カテゴリ未分類
<作品> 「風景」「ルウベンスの偽画」



堀辰雄は、芥川の死後東大の卒業論文に「芥川龍之介論」を書いた。

芥川の弟子であり、彼は芥川の「歯車」を最もオリジナルな傑作とした。
資料4枚。
堀辰雄作品年表。
最初の「風景」資料あり。最初の作品は、1926年で、書き直して発表した。(昭和5年1930年)。
何度も書き直すタイプの作家。三島にはないのは頭が良いからか。普通の作家が書き直している。
講師は、最初に「美しい村」を読んだ。

・柱の真ん中が膨らんでいる。パルテノン宮殿の柱。
・税関の柱が出てくるシーンが似ている。
・最初の作品にあるヒントが重要。
・ルウベンスの中に出てくる風景に注意。
・写生・・・ではない風景を描こうとする。風景を従来のものと同じにしたくない。ひとが風景を診るのではなく、風景が人間をみるという視点を書こうとしている。
・「偽画」というのも捻っているフレーズ。
・「堀辰雄事典」に「風景」「ルウベンスの偽画」がある。何故「偽画」なのか?
・二つの作品とも面白い小説ではない。

・面白くないのは、何故そうなのか?
・福永武彦・・・作品は、ある気分を書いている。
・「千の風」福永の父が翻訳した。


・「ように」「やうに」。ものそのものではない状態。意図的に書いている。
・萩原朔太郎「青猫」詩集。「スタイルの用意に就いて」。
比喩ではなく象徴的に感覚的憂鬱性。
妙に物憂く物柔らかい、そしてどうか薄ぼんやりした感じ。
或る神秘ひょうびょうとした柔らかい詩操。

・堀辰雄は「ように」の作家。「やうに」の文体の作家。
・「やうに」の説明。
・「風立ちぬ」では、「やうに」を350回使っている。
・「ように」を多用している。文章の特徴でもある。

芥川龍之介
菊池寛
テーマ小説

主題がはっきりしている作家。

・堀辰雄は違う。

・評論家は、頭で考えたものを論として立てようとする。
・堀辰雄は、気分を書いている。
・「風景」とは、「風景」の方がどきどきしている。主客を逆転させる。比喩ではなく、ありそうもないがあるかも知れない。それが堀辰雄の新しさ。オリジナルになる。
・目で見たありのままではない。風景の方が脈打っている。この当時では新しい感覚といえる。画家ではなく、風景が画家をみる視点。

・従属附加文。
・逆転の発想。
・「何気なく」「ふと」は、そのままことではない。何気なくではない「ふと」ではない。
・「ぼんやり」もぼんやりではない。
・「風景」の結末の結び方が似ている。「羅生門」。「大和路」にもある。
・堀辰雄の発見がある。

・最初の「風景」の冒頭が削除されている。

・菅野昭正「憂鬱の文学史」。
・アンニュイ
・世紀末の憂鬱。
・憂鬱が書かれている部分を削除したと判断した。それは堀の判断が他の作家と違うことを選択した。ありふれてしまう。当時の雰囲気には憂鬱という気分がある。自分の憂鬱を強調したくなかった。
・同時代のキーワードを外した。そこに気付くのは凄いことである。
・僕は「異邦人」である?
・空想であれば、どこにいてもおかしくはない?
・風景の発見。国木田独歩の書いた「風景」ではない。「武蔵野」。
・「始めて風景を見たような驚きは・・・、」波止場。
・風景の擬人化。
・感情の擬人化でもある。
・人間が初めて海を見たとき、そのひとの感性に大きな意味があると云われている。何故波止場なのか?それを知って堀は書いている。
・堀が「風景」を発見した。擬人化した。リアルではない。
・斎藤茂吉。の見方が違う。スケッチ・・・万葉集。「古今集」ではない。
・三島「古今集」。


 「ルウベンスの偽画」

・「風景」の中にもあったフレーズがある。応用した作品。
・感じ方が書かれている。別の作品ではない。
・風景ではなく、対象は女性になっている。
・片山広子 宗瑛。
・堀辰雄が関心をもっていた。母と娘。片山親子。
・芥川龍之介が好きだった。
・「聖家族」でも書いている。片山は、堀辰雄は好きでもなかった。迷惑したのではないか。

・堀辰雄の出生の問題がある。実父ではない。
・母が水死した。無残な死。堀はそのことを触れていない。「麦わら帽子」。
・出会う女性たち。
・娘をモデルにして描こうとしている。ぶれる一致しない。違うところ狙っている。自分が描こうとしている「ルウベンスの偽画」がある。
・自分が描こうとしている娘と「ルウベンス」と一致しない。娘が後退して行く。現実とは違う。
・ズレは娘と自分が描こうとしている頭の中の「ルウベンス」のような女性の薔薇の皮膚がない。と思っている。重ならない。ずれてしまう。
・「空気」という言葉を使っている。朧にする方向ではない。上手くいかない。堀の描こうとしている方向ではない。風景から女性に対象を換えている。
・違う女性に惹かれている。
・鳥渡意地悪な女性。異常な魅力。惹かれる対象が違う。
・自分の描こうとしている「ルウベンスの偽画」は、何れも現実の女性ではない。
・ベクトルが目指しているものがない。
・平野謙「新生」論。島崎藤村と姪。
・「風立ちぬ」・・・どういう目で見ていたか。現実のこと書いた。作家の非情さ。
・堀辰雄は。素材とどう向き合うか。
・ヒロインと父との仲を切断しようとしている。
・堀辰雄は気に喰わない人も多い。生易しい人間ではない。
・ぼかそうとする傾向があるので、それをはっきりさせる。





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最終更新日  2010.09.08 22:13:11
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