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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2020.02.18
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プラハ




・スイスはアルプスの山脈の中央部にありながら、鉱山資源に乏しく、畑地も少なく、穀物も不足していた。19世紀産業革命に成功するまで貧しい国であった・その貧しさを救ったのが、「血の輸出」という傭兵による出稼ぎであった。すなわち山国と地形とスイス傭兵こそがスイス産業革命の成功を担保したのだ。


・19世紀になり、ナポレオンはイギリスの経済封鎖を狙って大陸封鎖令を出し、スイス産業に有利に働いた。産業の勃興により傭兵出稼ぎが必要なくなり、豊富で安価な労働力を確保できたからである。ヨーロッパ各地に散っていた多数の傭兵が各地の技術データや市場データを持ち帰ったからでもあるという。更に山河の多い豊富な水量が動力としての水力となって貢献したといわれる。


・へ2・・・小国でありながら、永世中立を成し遂げている根底には、「血の輸出」という歴史があったからでもあるのだろう。そして、傭兵たちから得られた情報こそが、彼らの知恵となったのだろう。それは、現代においてどのような形で残っているのだろうか。その継承こそが強かに生き残りをかけた外交能力ではないだろうか。



スイス傭兵は、主にスイス人によって構成される傭兵部隊で、15世紀から18世紀にかけてヨーロッパ各国の様々な戦争に参加した。
フランス革命の際にもテュイルリー宮殿に殺到する民衆に対してルイ16世が攻撃命令を出さなかったため大部分が虐殺された。革命時にはスイス衛兵は廃止されたが、ナポレオン時代に復活し、7月革命時に再び廃止された。特にフランス王家とローマ教皇に雇われた衛兵隊が名高く、後者は現在でもバチカン市国のスイス衛兵隊として存在する。





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最終更新日  2020.02.18 06:22:59
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