ヘイフリックの限界part2
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ヴェルンドは、ゲルマン人の伝承に登場する鍛冶師である。ヴェルンドは数多くの伝承に登場するが、いずれにおいても優れた鍛冶師として登場する。 古英詩の「ヴェルンドの歌」という訳文のリーフレットを今日の講座で貰ったので読んでいた。ゲルマン人の伝承物語である。 この物語の前半は白鳥処女説話 (en:Swan maiden) の要素を含んでいる。また「彼が最も巧みな人物であったことを、私たちは古い伝承から知っている」とあるように、ヴェルンドの伝説自体は『ヴェルンドの歌』以前からゲルマン人の間に伝わっていたものである。話中には、ニーズズがヴェルンドに対し「妖精の王」と呼びかける場面もある。 ・何とも、ゲルマン人の血の気の多さを彷彿とさせる物語だろうか。8世紀の遺物であるフランクスの小箱(en:Franks Casket)ヴェルンドの膝の腱が切られる場面が描かれ、その横にはキリスト生誕の絵が描かれている。ゲルマンの伝承とキリスト生誕が、並列で描かれているというのも興味深い。