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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本のこと
「火の粉」を読んだあと、なんとも言えない気持ちを感じて以来、雫井脩介からは遠ざかっていた。 それが、書店で「犯人に告ぐ」を見かけたとき、映画化されたこともあり、思わず買ってきた。 そう思いながら、小説を読み始めた。 読み始めは、「火の粉」の犯人のような粘着質な人間が出てこないかと思ったのに、やっぱり出てきた。 でも、どの人物も良く描かれていて、おもしろかった。 人間である前に警察官であるような主人公が、心の底に隠していた感情を発露させる最後は、なぜかほっとさせられる。 この「犯人に告ぐ」、文庫だと上下巻だから、結構読みでがある。
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