テーマ:防犯・防災グッズ(691)
カテゴリ:まちづくり
台風14号は、西日本を直撃しそうだ。 その影響で関東でも局地的な大雨が降り、各地で冠水による被害も出ている。 非常に気の毒ではあるが、自然災害についてどれだけ考えていたのかは大いに疑問だ。 阪神淡路大震災以降、市民の防災意識は高まっているはずなのだが、 基本的な事が抜けているように思えてならない。 個人的には、こんな場所にはまず住まない。 (1)洪水・浸水の可能性が高い地域、(2)地震の可能性の高い地域、 (3)土砂崩れの可能性が高い地域、(4)延焼の可能性が高い地域などだ。 これらの情報は、一般市民でも役所に行けばすぐに手に入る。 また現在では、かなりの自治体でHPでも見ることができる。 そこを避ければ絶対安全というわけではないが、被災の可能性は小さい方がいい。 例えば今回の浸水では、中野区ハザードマップ、杉並区ハザードマップなどが参考になる。 床上浸水の可能性が高い地域が、いかに多いことだろうか。 (2)では活断層の近くを避けることは当たり前として(例)、 地盤や地質の状況から想定震度の大きい地域も避けるべきだ(例)。 (3)とは、「急傾斜崩壊危険区域」などのことであり、 (4)とは、木造住宅が密集し、道路が狭く、公園などがない地域だ。 ハッキリ言って、こんな所に家を建てたり買ったりするのはただのバカだ。 どうしてもそこに住みたいのなら、賃貸住宅の2~3階にすべきだろう。 また、そこに住み続けるしかない状況なのであれば、 少なくとも、災害を想定した対策をキチンと立てておくべきだろう。 時々「不動産屋から聞いてなかった」という話を聞くが、これは当たり前の話だ。 建築基準法上では合法だし、伝える義務もないからだ。 家具の転倒防止とか、避難場所の確認とかも大切なことだが、 “なるべく安全な場所に住む”ということが最も重要なことだと思う。
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Last updated
2005/09/05 12:55:22 PM
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