この10日に、映画評論家の水野晴郎さんが76歳で亡くなった。
正直言って、特別思い入れがあったというわけではなかったが、
格安で「シベ超3」の新品DVDが手に入ったので初めてちゃんと見てみた。
噂通り、つっこみどころ満載の実に良くできた楽しいB級映画だった。
全部わかったわけではないが、名作のパロディというかオマージュも楽しめる。
また冒頭の長まわしのシーンでは、
堂々と「MIKE MIZNO監督」がフレーム・インしている大らかさだ。
本当に楽しんで撮っている趣味の映画だが、実は反戦映画でもある。
晩年の映画監督時代は、自分のスタイルで色々な思いを伝え続けていたのだろう。
「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」