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カテゴリ:FrenchCar
土曜日のブログで、C3プルリエルの峠道での意外な楽しさをチラッと書いたが、どうも考えるにこれ、その独特なマニュアルオートマである「センソドライブ」の学習機能のためではないかと思っている。
このセンソドライブ、要はマニュアルのクラッチ操作を自動化したようなもので、普通のATのようにトルクコンバーター(トルコン)によるすべりはなく、ダイレクトなギアチェンジを自動で行うもの。 但しその特性上、ギアの切り替わりで一瞬トルクが抜けるため(要はクラッチをきりギアチェンジを機械が行う)、息継ぎ感が生じる。 マニュアル車を運転してても当然この現象は起こっているのだが、この場合は自ら意図してアクセルを戻しているため違和感は無い。 対して、センソの場合、ドライバーは普通のATと同じように、アクセルを踏み続けるため、息継ぎのようなもたつきを感じてしまい、加速に連続性が無く感じてしまう。 センソに慣れてくると、チェンジの瞬間、マニュアルと同じく一瞬アクセルを戻すような感じで運転すると、違和感は少なくなる。 弁護しておくと、このC3のセンソドライブ、従来のアルファのセレスピードや、この前試乗したランチア・イプシロンのDFNと呼ばれる同様のシステムなどと比較すると、ずいぶん改善されていて、変速のもたつきも、無茶苦茶気になるほどではない。 で、本題に戻り、その学習機能であるが、今まで数百キロ程度を街中と高速中心しか走ってなかった事もあり、比較的穏やかな設定になっていたと思われる。 それが今回、峠を走る事で、ややアグレッシブな設定にかわり、比較的ロックアップの長い、そしてエンブレを生かせるようなよマッピングになったのではと考える。 こうなると結構スポーティになり、普通のATのように勝手にハイギアにされる事も少ないためと、ギアが「噛んでいる」ダイレクト感から、走りの評価は上がる。 それを確かめるため、昨日は、スパイダー状態(完全なオープン)で、宮が瀬湖あたりまでの峠道を往復してみた。 結果、総重量それも腰上重量の減少効果もあってか、やっぱりかなり楽しく走れることがわかった。 特筆すべきは、割と攻めてもタイヤの鳴きが非常に少なく、サスの腰砕けも思ったより少ない。 普段は乗り心地がシトロエンにしてはイマイチ、と思っていたが、こっちへの割り切りだったんだと、良いほうに解釈。 というわけで、ちょっとプルリエルを見直した週末でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/08/21 08:43:02 PM
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